平安神宮(へいあんじんぐう)は
京都府京都市左京区岡崎天王町にある神社です。
毎年10月22日には
平安遷都を記念した神幸祭が
時代祭として有名です。
この記事では
平安神宮の歴史だけでなく
観光での見どころについて
わかりやすく解説していきます。
平安神宮の歴史をわかりやすく簡単に
平安神宮の歴史は
明治時代とごく最近です。
平安遷都1100年を記念して
平安遷都を行った天皇である
第50代桓武天皇を祀る神社として
1895年に平安神宮は創建されました。
平安遷都1100年の記念で開催された内国勧業博覧会の目玉として、平安京遷都当時の大内裏の一部を復元しようと計画し、実物の8分の5の規模で再建されています。
また、皇紀2600年にあたる
1940年には最後に平安京で過ごした
第121代孝明天皇が祭神に加えられます。
平安神宮では、京都を守る
四神の御守が授与されています。
1976年、平安神宮放火事件が発生し
本殿・内拝殿など9棟が焼失しますが、
外拝殿である大極殿は延焼を免れます。
しかし創建された歴史が浅く、
当時平安神宮は文化財指定を
受けていなかった為、再建のための
国からの補助金が見込めませんでした。
しかし、全国からの募金によって
3年後に本殿・内拝殿は再建されます。
1994年には平安神宮御鎮座百年祭が執り行われています。
平安神宮の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
平安神宮の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
大極殿【平安神宮の見どころ】
大極殿(だいごくでん)は、1895年に造営された重要文化財です。
平安京の大内裏の正庁である
朝堂院を縮小して復元したものです。
大きく赤く光る朱色が特徴的な門は、
朝堂院の應天門をまねて造っています。
大極殿の屋根は碧瓦で葺かれ、
棟の両端には金色の鴟尾が置かれています。
大極殿の前庭には左近の桜・
右近の橘が植えられており、
勾欄がある龍尾檀も設けられています。
平安神宮神苑【平安神宮の見どころ】
平安神宮神苑は、回遊式庭園で
社殿を取り囲むように造られています。
敷地面積は10,000坪程あり、
明治を代表する庭園と言われています。
神苑は内国博覧会の東方美術館跡に造られ
東・中・西・南の四つの庭に分かれています。
水面に浮かぶ蓮の花が美しく、
春の時期には、しだれ桜が楽しめて
「しだれ桜の名所」としても有名です。
最後に
この記事では
平安神宮の歴史や見どころについて
なるべくわかりやすく解説しました。
日本の神社の歴史に興味のある方や
これから平安神宮を観光予定の方にとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。