久保田城(くぼたじょう)は
秋田県秋田市千秋公園にあった城郭です。
久保田城はどんな城だったのか?
城主は誰だったのか?
この記事では
久保田城の歴史や城主だけでなく
観光での見どころについても
わかりやすく簡単に解説していきます。
久保田城の歴史をわかりやすく簡単に
1602年、関ヶ原の戦い後に
武将・佐竹義宣が秋田県に入り、
当時あったお城が手狭だったため
新しく久保田城を築城します。
1603年、佐竹義宣が
久保田城の城主となります。
秋田藩主佐竹氏は、源氏の流れをくむ名門であり、全国でも古い歴史を持つ大名です。
関ヶ原の合戦のあと、秋田に転封された佐竹義宣は久保田の地、神明山(現在の千秋公園)に新たに城を築き、城下町を建設しました。
以来、秋田市は久保田城下町を中心として近世・近代都市として発展してきました。
久保田城は、自然の台地を利用しており、
石垣や天守閣を持たない平山城でした。
石垣の代わりに、山川沼沢を巧みに
利用し、防御を図ったといわれています。
また天守のない代わりに
2階建ての御出書院が置かれ、
他に8棟の櫓を建て並べました。
しかし1880年に大火災があり
城内の建物はほぼ消失してしまいます。
約200年間、久保田城の築城者である
佐竹家がこの地で城を守っていました。
しかし明治時代に明治天皇に譲渡し、
公園として整備され
1896年に千秋公園となったのです。
その後、本丸新兵具隅櫓(御隅櫓)、
本丸表門が再建されています。
久保田城の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
久保田城跡の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
秋田・千秋公園【久保田城の見どころ】
千秋公園は、久保田城の城跡を整備した公園です。
園内全体が日本庭園のような造りで
近代公園設計の先駆者であった
長岡安平によって設計されました。
また、千秋公園は四季折々の美しさがあります。
春はソメイヨシノを始めに、
約700本以上の桜が咲き誇ります。
秋には紅葉の名所として市民から親しまれ、
見どころある公園として注目を集めています。
御物頭御番所【久保田城の見どころ】
千秋公園内にある御物頭御番所は
秋田市の指定文化財に指定されています。
見どころは、藩政時代の建物として
久保田城内に唯一残っていることです。
冬期以外は中に入って見学することができます。
八幡秋田神社【久保田城の見どころ】
千秋公園内にある八幡秋田神社は、
明治時代に、秋田の初代藩主であった
佐竹義宣をまつるために建てられました。
祭神は、戦の神様である応神天皇です。
大事な勝負の前に参拝すれば、
御利益があるかもしれませんね。
最後に
久保田城の城主や歴史、
観光での見どころについて
なるべくわかりやすく解説しました。
城の歴史に興味のある方や
これから久保田城跡を観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。