三朝温泉(みささおんせん)は
鳥取県東伯郡三朝町にある温泉です。
三朝温泉の湯は、高濃度のラドンを
含む世界屈指の放射能泉です。
この記事では
三朝温泉の歴史だけでなく
周辺の観光スポットも紹介していきます。
三朝温泉の歴史について
三朝温泉は、平安時代末期の1164年に
発見されたというお話が残っています。
源義朝の家臣・大久保左馬之祐(さまのすけ)が
源氏の再興を祈願して、三徳山三仏寺に赴きます。
その時に年老いた白い狼と出くわして
一度は弓で射ようとしますが見逃します。
その夜、左馬之祐の夢に妙見大菩薩が現れ
白い狼を助けたお礼に温泉の場所を
教えてくれたということです。
以後、「救いのお湯」として
村人たちの病を治したと伝わっています。
2014年に、三朝温泉は
開湯850年を迎えています。
また名前の由来は諸説あり
「三つ目の朝を迎えるころには病が消える」ことから
三朝と呼ばれるようになったという説が有名です。
三朝温泉周辺の観光スポットとは?
ここでは
三朝温泉周辺の観光スポットを
紹介していきます。
三徳山三佛寺【三朝温泉周辺の観光スポット】
三佛寺(さんぶつじ)は標高900mの
三徳山に境内を持つ山岳寺院です。
849年に創建されたという修験道の道場で
奥院・投入堂は平安時代の建造物で
国宝に指定されています。
けわしい崖に懸造(かけづくり)として
建てられた堂で、間近で見るためには
厳しい山道を登っていかねばなりませんが、
ふもとの車道から眺めることもできます。
※懸造=崖の上に長い柱と貫で固定し
床下を支える建築方法
株湯【三朝温泉周辺の観光スポット】
株湯は、三朝温泉が発見された場所で、
別名「元湯」とも呼ばれています。
外には足湯と飲湯場が設置されていて
浴室は温かみのある木製で作られています。
株湯の特徴は、そのお湯の温度で
43~44度とかなり高めです。
そのため、冷え性に効果があるお湯と言われています。
楽寿夢庵【三朝温泉周辺の観光スポット】
楽寿夢庵は、
陣所の館の隣にある土産物店で、
三朝町のお土産を豊富に取り揃えています。
とち餅や長芋・かまぼこや、
鳥取名産の梨を使用したワインなど
その地ならではの名産品を購入できます。
また、楽寿夢庵はスムージーも有名で
二十世紀梨をふんだんに使っていて
観光客に人気の名産品です。
ぜひ、一緒にお楽しみください。
最後に
この記事では三朝温泉の歴史、
周辺の観光スポットを紹介しました。
温泉の歴史に興味のある方や
これから三朝温泉へ行く方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。