「日本」の語源や由来は何?【日本の読み方はにっぽん?にほん?】

「日本」の語源や由来は何?
「日本」の語源や由来には
太陽の位置が大きく関係します。
太陽は東からのぼり西に沈みます。
中国大陸から見て日本列島は
東側に位置していることから
いつも、太陽が先に昇ります。
そういったことから
「太陽(日)が昇る、本(もと)の国」
という意味が語源や由来となり
「日本」という言葉が生まれました。
※飛鳥時代に、国号が倭から日本に変更されました。
日本の読み方はにっぽん?にほん?
「日本」の読み方(発音)として
「にっぽん」と「にほん」がありますが
結論からいうとどちらも間違っていません。
日本の音の起源をたどっていくと
日本の呉音読みは「にっぽん」なので
最初に発音された音は「にっぽん」です。
※呉音(ごおん)とは、
遣唐使などが日本に帰国する前から
すでに日本に定着していた漢字音。
簡単にわかりやすくいうと
ずっと昔から使われた音は
日本(にっぽん)だということです。
中世の振り仮名の文献や
キリシタン資料の中でも
「にっぽん」を確認できます。
中世(ちゅうせい)っていうのは、日本の場合だと平安時代末期から室町時代までの期間を差します♬
そのため「にっぽん」が正しい音だと
認識している人が多い印象があります。
ただし、日常会話などでは
「にほん」という読み方も
かなり多く使われています。
繰り返しになりますが
どちらの発音が正式なのか
その取り決めはないので
どちらも間違っていません。
最後に
「日本」の語源や由来だけでなく、日本の読み方(発音)についても解説してみました。
まとめると
日本の読み方は「にほん」でも
「にっぽん」でも、どちらでもOK。
ただし古い読み方は「にっぽん」