「おせっかい」の語源や由来は何?

「おせっかい」の語源や由来は漢語の「節介(せっかい)」からきています。

※「おせっかい」は漢字だと「お節介」

節介とは、節操を守って
世間の人たちと同調しないこと、
といったような意味をもちます。

※節操(せっそう):一貫した行動基準を持つこと。

「おせっかい」の意味は
「余計な世話を焼くこと」
といった感じの意味なので
おせっかいの語源「節介」とは
ほとんど意味が合致していません。

なぜ「おせっかい」の語源が「節介」なのか?
その由来については明らかになっていませんが
ただの当て字の可能性が高いと考えられています。

 

ちなみに「節介」の語源についても
諸説あり明らかになっていません。

中世にあった切匙(せっかい)という道具が
「節介」の語源になったという説があります。
※切匙:すり鉢の内側についたものをかきだす道具

 

■中世とは:古代と近代(または近世)との間の時代で、日本では基本的に平安時代後半から室町時代までを差す。

 

なぜこの切匙が「節介」の語源になったのか?
その答えは、道具を使用する様子が関係しています。

切匙を使用する際の溝の内側に入り込む様子が、
他人の心や生活に入り込む様子みたいだからだとか。

ちょっと無理やりな気がしないでもないですが
「節介」の語源として実際に挙がっている説です。

 

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