島原城ってどんな城?城主は誰?【島原城の歴史や、観光での見どころをわかりやすく解説】
島原城(しまばらじょう)は
長崎県島原市にあったお城です。
島原城とはどんな城だったのか?
島原城の城主は誰だったのか?
この記事では
島原城の歴史や城主だけでなく
観光での見どころについても
分かりやすく解説していきます。
目次
島原城の歴史について
島原城の歴史をたどると
江戸時代にまで遡ります。
1618年、松倉重政が7年の歳月と
労力をかけて島原城を築城します。
1624年、松倉重政が
島原城の城主となります。
島原城は5重の天守や49基もの隅櫓が
建てられた城郭であり
4万石の小大名に対し、過分な城でした。
そのため領民には重い税金がのしかかり、
さらにキリシタンの厳しい弾圧も行われ
1637年、天草・島原の乱が起こります。
これは江戸時代最大の内戦とも呼ばれ、
その責任を負われ、松倉氏は2代で改易。
その後、島原城は
高力氏、戸田氏、松平家とかわります。
1792年に起きた「寛政の大地変」は
前年からの地震・噴火に続いて
普賢岳眉山が大崩落を起こして
城下の大半が埋没する大災害となります。
こうした乱や災害でも倒壊しなかった
天守も明治維新の廃城令で破却されます。
現在は本丸に天守などが復元されて
城跡公園となっております。
2006年、島原城は
「日本100名城」の91番目に選定。
2016年に城跡が
長崎県指定史跡に指定されています。
島原城の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
島原城の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
天守閣【島原城の見どころ】
島原城の天守閣は
1964年に復元された復興天守です。
城内はキリシタン史料館として
島原の乱にまつわる数多くの
史料を展示しております。
また、島原城の天守前は
駐車場となっています。
島原城の外観を撮影する際には
西三重櫓前ならば植木で隠せておすすめです。
本丸【島原城の見どころ】
島原城の本丸の下には
敵からの侵入を防ぐために
屏風折れの高い石垣が連なります。
巽櫓、西の櫓、丑寅櫓、
二の丸などが連なります。
巽櫓は彫刻家・北村西望の作品を
展示する西望記念館となっています。
丑寅櫓は民具資料館になっています。
白土湖【島原城の見どころ】
1792年に起きた眉山の大崩落により
大きな地すべりが発生しました。
この時の堆積物の縁に生じたくぼみに
湧水が溜まったことで、
この白土湖が出来たのです。
湖底からは今でも大量の水が湧き出しています。
鯉の泳ぐまち【島原城の見どころ】
島原は古くから水の都といわれ、
新町一帯は特に湧き水が豊富です。
地域の町内会が中心となって
豊かな湧水を残して
観光に活かそうという趣旨のもと、
町内の清流に錦鯉を放流しました。
紅白、三色、黄金などの美しい錦鯉が
泳いでいる清らかな川は趣があります。
最後に
島原城の歴史や城主、
観光での見どころについても
なるべく分かりやすく解説しました。
日本の城の歴史や城主に興味のある方や
これから観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。