述語(じゅつご)とは何か?【意味を簡単にわかりやすく解説】

「述語ってどういう意味?」
正しい使い方を理解できていますか?

述語がどういう意味を持っているのか
わかっていないと、
会話するときや文章を書くとき
相手に伝わりずらくなる場合があります。

 

この記事では、
述語(じゅつご)とは何か?
正しく使うために
述語の意味や見つけ方などについて
簡単にわかりやすく解説していきます。

 

目次

述語(じゅつご)とは何か?【意味を簡単にわかりやすく解説】

述語の意味として、
辞書には次のように記載されています。

■述語(じゅつご)

文の中で、主語が示すことがらの動作・変化・状態などを表す部分。

なるべく簡単な言葉で
意味をわかりやすく解説していきます。

述語とは何か?簡単に説明すると
「どうする・どんなだ・何だ・ある(いる)」
などを表す言葉で
通常は文の終わりにくることが多く、
主語を詳しく説明するのが述語の特徴です。

 

例えば、
「鈴木さんが話す」
「鈴木さんは綺麗だ」
「鈴木さんは秘書だ」
「鈴木さんがいる」
という例文では、
「話す・綺麗だ・秘書だ・いる」が述語の部分になります。

  • どうする➜話す
  • どんなだ➜綺麗だ
  • 何だ➜秘書だ
  • ある(いる)➜いる

このように述語は文末にあり、
主語「鈴木さん」の状態を詳しく説明しています。

 

述語の見つけ方

述語を正しく見つけるためには
2つのポイントがあります。

  • 主語と述語はセット
  • 述語の種類を知る

見つけ方【主語と述語はセット】

述語は主語と一緒に見つけることがポイントです。

主語は、文の中で「何が・誰が」を表す言葉です。

主語と述語は意味が繋がっているため、
例え長い文章であってもセットで探すと見つけやすくなります。

  • 「誰が(主語)+どうする(述語)」
  • 「何が(主語)+どんなだ(述語)」

 

見つけ方【述語の種類を知る】

述語を見つけるためには
日本語の文の基本的な形である
「文型」を理解しましょう。

日本語の基本の文型には3種類あり、
述語の種類に違いがあります。

  • 動詞
  • 形容詞・形容動詞
  • 名詞+助詞

このような述語の種類は、
「どうする・どんなだ・何だ」という意味を表します。

これを判別できると
スムーズに述語を見つけることができます。

 

  • 動詞➜ 何が・どうする

(動詞の例:食べる・見る・歌う・書くなど)

  • 形容詞・形容動詞➜何が・どんなだ

(形容詞の例:明るい・小さい・早いなど)
(形容動詞の例:安心だ・元気だ・簡単だなど)

  • 名詞+助詞➜何が・何だ

(名詞+助詞の例:先生だ・太陽だ・手帳だなど)

述語を見つける時の注意点

基本的に述語は
文の終わりにくることが多いです。
例文:「この枕は硬いですね。」

しかし、
必ずしも述語が文末にくるとは限りません。

例文:「硬いですね、この枕は。」

このように
上記の2つの例文は同じ意味を持ちますが、
述語が主語などの前にくることもあります。
※このような表現を倒置(とうち)といいます。

「文末=述語」ではないことも知っておきましょう。

 

まとめ

述語(じゅつご)とは何か?
述語の意味や見つけ方などについて
簡単にわかりやすく解説していきました。

述語は主語を説明する言葉で、
「どうする・どんなだ・なんだ・ある(いる・ない)」を表す役割をします。

そのため
基本的には文の終わりにきますが
必ず文末というわけではないため、
主語とセットで意味が成立するものが述語と覚えておきましょう。

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