「瓜二つ(うりふたつ)」の語源や由来は何?

※瓜二つ(うりふたつ)の意味:2人の人の顔が似ていることを指す言葉
「瓜二つ(うりふたつ)」の語源や由来は何?
「瓜二つ(うりふたつ)」の語源や由来は
2つの瓜(うり)を割った時の切り口にあります。
※瓜(うり)とは、スイカやメロンのような食べ物です。
2つの瓜(うり)を割った時の切り口が
ほぼ同じ形(かたち)であることを例えて
親子や兄弟の顔がそっくりであることを
「瓜二つ」と表現したことが由来です。
江戸時代の資料「毛吹草(けぶきぐさ)」の中で
「瓜二つ」と同じ意味で瓜が使用されています。
瓜を二つに割りたる如し
引用:毛吹草
また「源頼家源実朝鎌倉三代記」でも
「瓜二つ」とほぼ同じ表現がでてきます。
※この「源頼家源実朝鎌倉三代記」も江戸時代に出された資料となります。
見れば見るほど瓜を二つ、親子の血脈は諍(あらそ)はれず
引用:源頼家源実朝鎌倉三代記
「瓜二つ」という3文字で使用されるのは
明治時代になってからだと考えられています。
参考文献:暮らしのことば 新 語源辞典