「ぬか喜び」の語源は「糠(ぬか)」と「喜び」です。
※ぬか喜びの意味:喜んだ後に勘違いだと知りがっかりする、はかない喜びのこと
「糠(ぬか)」とは
玄米を白米にする時に生まれる
種皮などが砕けた粉(こな)です。
この糠(ぬか)はとても細かい形状なので
「ちっぽけな」「細かい」という表現で
様々の言葉の語源として使われるように。
平安時代の作品(和名抄)でも
糠(ぬか)は使用されています。
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豆知識ですが、近世の時代では
糠雨(ぬかあめ)や糠星(ぬかぼし)
という言葉も使用されていました。
- 糠雨の意味:霧のような細かい雨
- 糠星の意味:夜空にちらばって見える無数の星
※近世(きんせい)とは、日本の場合だとだいたい安土桃山時代から江戸時代までの期間を指します
その後、糠の表現は増えていき
「頼りない」とか「はかない様子」
をいう使われ方もされるようになり
糠喜び(ぬかよろこび)という言葉が
誕生することになったと考えられています。
※ぬか喜びの意味:喜んだ後に勘違いだと知りがっかりする、はかない喜びのこと
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