銀閣寺(ぎんかくじ)は
京都府京都市左京区にある
臨済宗相国寺派の寺院です。
銀閣寺はどんな寺だったのか?
銀閣寺を建てた人は誰なのか?
この記事では、銀閣寺の歴史や
観光での見どころについても
わかりやすく解説していきます。
銀閣寺の歴史をわかりやすく簡単に
銀閣寺は別名で慈照寺ともいい
正式名は東山慈照寺です。
※慈照寺の読み方:じしょうじ
銀閣寺(東山慈照寺)の歴史は
室町時代にまで遡ります。
室町時代の1482年、
室町幕府の8代将軍である足利義政が
銀閣寺の東山殿を建てたことが起源です。
※銀閣寺の場所は応仁の乱で焼失してしまった浄土寺があった東山の月待山麓。
当時は応仁の乱直後で
京の都も荒廃しており
幕府財政は厳しい状況でした。
それでも足利義政は
臨時の税金や労役など、
庶民の負担を増やして
銀閣寺の建築に着手してしまうのです。
当時の東山殿には
会所や常御所などの
大きな規模の建造物が建ちます。
金閣寺の北山殿ほどではありませんでしたが、銀閣寺の東山殿はある程度の政治的機能も持っていました。
しかし
8年続いた工事の完成に間に合わずに
足利義政は1490年に亡くなります。
その後は足利義政を弔う為に
銀閣寺は相国寺の末寺に改められて
慈照寺と呼ばれるようになりました。
1952年、銀閣寺の庭園が特別史跡および特別名勝に指定されます。
1994年には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録もされました。
現在は、銀閣と東求堂のみが残されています。
銀閣寺の観光の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
銀閣寺の見どころを
わかりやすく簡単に紹介していきます。
観光前に要チェックです!
銀閣【銀閣寺の見どころ】
銀閣とは、東山殿に建てられた観音殿の通称です。
東山文化を代表する
二層建ての楼閣庭園建築物。
一層目は心空殿、
二層目は潮音閣という名前です。
銀閣寺創建当時には
内外共に黒漆が塗られていたことが分かっています。
内部の見学はできませんが、
池の中にたたずむ趣ある外観をお楽しみください。
東求堂【銀閣寺の見どころ】
東求堂は、銀閣と同じく
東山殿造営当時の遺構であり、
国宝に指定されています。
東求堂には書斎・同仁斎があり、
付書院という机と、違棚という
物を収納するものが置かれています。
同仁斎は日本最古の書院造で
足利義政は書斎として使っていたといわれています。
庭園【銀閣寺の見どころ】
銀閣寺の庭園は、金境池を中心としている池泉回遊式庭園です。
現在、国の特別史跡と特別名勝に指定されています。
江戸時代の大改修によって、創建当時の面影はかなり失われたともいわれています。
しかし、小島には苔や松も盆栽のように生えていて、石橋や植物との組み合わせも風情があり、一見の価値ありの庭園です。
最後に
銀閣寺とはどんな寺だったのか?
銀閣寺を建てた人は誰だったのか?
簡単な言葉でわかりやすく解説しました。
銀閣寺を建てた人は
室町幕府の8代将軍・足利義政です。