浅草寺(せんそうじ)は
東京都台東区浅草二丁目にあるお寺です。
浅草寺はどんな寺だったのか?
この記事では
浅草寺の歴史だけでなく
観光での見どころについて
分かりやすく解説していきます。
浅草寺の歴史について
浅草寺は、1400年近い歴史を持ち
東京で一番古い観音霊場です。
寺伝によると、飛鳥時代だった628年に
宮戸川(現・隅田川)で漁をしていた
檜前浜成・竹成兄弟の網にかかった
仏像が浅草寺本尊の聖観音菩薩像と伝えられています。
尊像を持ち帰った兄弟は出家し、
自宅を寺に改めて供養したことが
浅草寺の始まりだそうです。
やがて645年に勝海上人という僧が
寺を整備し、お告げに従って
ご本尊を秘仏と定めました。
江戸時代、徳川家康は浅草寺を
祈願所と定め、篤く庇護しました。
浅草寺の伽藍はたびたび焼失し、
1631年、1642年にも相次いで焼失しますが
3代将軍・徳川家光の援助などによって
五重塔・本堂が再建されています。
明治維新後は
浅草寺の寺領は東京府の管轄となって
境内は公園地に指定され、整備されます。
浅草寺を中心とする浅草の地は
その後、明治・大正・昭和にかけて
時代を先取り活気溢れる街となるのです。
また、かつては天台宗でしたが
第二次世界大戦後独立して
聖観音宗の総本山となりました。
観音菩薩を本尊とすることから
「浅草観音」「浅草の観音様」と呼ばれ、
現在も広く親しまれています。
そして全国有数の観光地である為、
参拝客数は毎年全国トップ10に入っており
海外からも多くの観光客が訪れています。
浅草寺の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
浅草寺の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
雷門【浅草寺の見どころ】
浅草駅を出るとまず目に入るのが
浅草寺のシンボルともいえる雷門です。
正式には「風雷神門」で、
創建年代は分かっていませんが
942年に堂塔伽藍を一新した際に
総門を駒式に建立したと言われています。
宝蔵門【浅草寺の見どころ】
現在の宝蔵門は、1964年に
再建された鉄筋コンクリート造です。
漆塗りの桜門で、初層が五間で、
両端の二間には仁王像を安置しています。
仁王像が安置されていたことから
かつては「仁王門」と呼ばれていましたが
昭和の再建後は門の上層に文化財を
収蔵していることから宝蔵門と称しています。
本堂【浅草寺の見どころ】
本尊の聖観音像を安置するため
本堂は観音堂ともいわれています。
現在の本堂は1958年に
再建されたものです。
外陣には川端龍子の「龍の図」や
堂本印象の「天下散華の図」の
天井画があります。
入母屋造りの大屋根は
急こう配かつ棟高で遠方からも眺められます。
最後に
この記事では浅草寺の歴史、
観光での見どころについて
なるべく分かりやすく解説しました。
寺院の歴史に興味のある方や
これから浅草寺を
観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。