大久保利通（おおくぼとしみち）は
「維新の三傑」の一人と称される程
幕末期から明治時代にかけて活躍した人物です。
そんな大久保利通には9人の子どもがいて
子孫にも多くの著名人を輩出しています。
あの麻生太郎氏も
大久保利通の子孫の1人と言われますが
この噂は、本当のことなのか。
この記事では
大久保利通の子孫について
なるべくわかりやすく徹底解説していきます。
大久保利通の子どもについて
大久保利通には
妻の満寿子との間に５人と
妾のおゆうとの間に４人の子どもがいました。
大久保利通の9人の子供の性別は８男１女です。
- 大久保利和（としなか）
- 牧野伸顕（のぶあき）
- 大久保利武（としたけ）
- 大久保利夫（としお）
- 石原雄熊（たけくま）
- 大久保駿熊（はやくま）
- 大久保七熊（ななくま）
- 大久保利賢（としかた）
- 大久保芳子（よしこ）
大久保利和【大久保利通の子ども】
大久保利和（としなか）は大久保利通と満寿子との間に生まれた長男です。
1878年に父の国に対する貢献が認められて、利和が華族に列せられます。
大蔵官僚として任官し、帝国議会の設立後は貴族院侯爵議員となります。
また、鉄道事業に関心をもち、岩倉具視と一緒に、日本初となる私鉄の日本鉄道を設立し、甲武鉄道の副社長、社長を務めました。
牧野伸顕【大久保利通の子ども】
牧野伸顕（のぶあき）は大久保利通と満寿子の間に生まれた次男です。
生まれてすぐに親戚である牧野吉之丞の
養子になりますが、吉之丞が戦死した為
”牧野”という姓のまま大久保家に戻ります。
外交官を務めた後、文部大臣、農務省大臣、
外務大臣、宮内大臣、内務大臣を歴任します。
またパリ講和条約では次席全権大使を務めます。
大久保利通の子どもの中では政界で最も影響力をもった人物といえます。
大久保利武【大久保利通の子ども】
大久保利武（としたけ）は大久保利通と満寿子の間に生まれた三男です。
アメリカやドイツの大学に留学。
鳥取県、大分県、埼玉県、大阪府などの
知事を歴任して、貴族院勅選議員を務めます。
長男・利和に息子がいなかった為に
利和の養子になり、後に大久保の家督を相続します。
大久保利賢【大久保利通の子ども】
大久保利賢（としかた）は大久保利通と妾(愛人)のおゆうとの間に生まれた八男です。
横浜正金銀行へ入行。
ロンドン支店支配人にもなって、
頭取にまで上り詰めます。
利賢の息子である小久保利春は
商社の丸紅の取締役専務になりましたが、
大規模汚職事件であるロッキード事件に関わったとして逮捕されています。
大久保利通の子孫について
大久保利通の子孫には
著名人も輩出されています。
大久保利通の次男・牧野伸顕の娘・雪子は
内閣総理大臣・吉田茂氏の妻となっていて
その孫が麻生太郎氏なんです。
また、麻生太郎氏の妹は
皇族である寛仁親王と結婚をしています。
三笠宮寛仁親王妃信子様として
皇族入りをされました。
大久保利通の子孫が
皇族になったということですね。
最後に
この記事では
大久保利通の子孫について紹介しました。