有馬温泉(ありまおんせん)は
兵庫県神戸市北区有馬町にある温泉です。
日本三古湯のひとつで、
関西を代表する温泉として親しまれています。
この記事では
有馬温泉の歴史だけでなく
周辺の観光スポットも紹介していきます。
有馬温泉の歴史について
有馬温泉の泉源を最初に発見したのは
神代の昔、オオナムチノミコトと
スクナヒコナノミコトの二柱の神で
あったと記されています。
631年には舒明天皇がこの地に
約3か月間滞在していたことが
日本書紀の「舒明記」に書かれています。
この頃から有馬温泉が世間に広く
知られるようになったそうです。
近世に入ると、かの有名な豊臣秀吉は
人生の節目ごとに有馬で退治を行い、
9回も有馬に訪れた記録があります。
その後も有馬温泉には多くの人々が訪れ、
1950年からは毎年秋に「有馬大茶会」も開催さています。
有馬温泉周辺の観光スポットとは?
ここでは
有馬温泉周辺の観光スポットを
紹介していきます。
瑞宝寺公園【有馬温泉周辺の観光スポット】
「瑞宝寺公園(ずいほうじこうえん)」は
関西でも有数の紅葉の名勝地で
かつて豊臣秀吉が一日中見ていられる美しさと
称したことから「日暮しの庭」と呼ばれ
百人一首にも詠まれています。
秋には約2500本もの楓が色づきます。
この公園では、
秀吉にちなんだ「有馬大茶会」が
毎年11月2日と3日に開かれています。
瑞宝寺自体は明治時代に廃寺となりましたが
十三重の石塔や、京都の伏見城三城から移築したとされる三門も残っています。
湯本坂【有馬温泉周辺の観光スポット】
「湯本坂」は有馬本街道ともいい
本温泉脇から林渓寺前を通って六甲川に
出るまでの約600mの細いつづれ折りの坂道です。
昔ながらの格子戸のお店が建ち並び
竹細工や有馬筆など有馬の特産品や
炭酸せんべいやおまんじゅうなどもあり
その地の様々な産物を楽しむことができます。
細道を行くと寺田町、念仏町、温泉寺、極楽寺などがあります。
有馬玩具博物館【有馬温泉周辺の観光スポット】
「馬玩具博物館」は
グリコのおもちゃデザイナーであった
加藤裕三氏が集大成として設立しました。
「見る・聞く・遊ぶ・作る」の4つの
テーマをもとにおもちゃを子どもから大人まで
楽しめる遊びの世界を知ってほしいという
思いでおもちゃを展示しています。
他にもおもちゃレストランやミュージアムショップなど魅力的なスポットがあります。
最後に
この記事では有馬温泉の歴史、
周辺の観光スポットも紹介しました。
温泉の歴史に興味のある方や
これから有馬温泉へ行く方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。