「働く」の語源や由来は何?

「働く」の語源や由来は諸説あり明らかになっていません。

 

「働く」の語源や由来を辿っていくと
なんと、平安時代までさかのぼります。

擬態語である「はた」が動詞化して
「はたらく」になった可能性があると
専門家たちの間では推測されています。

豆知識ですが
現在の「働く」の意味については
「労働」を差すことも多いですが
平安時代ではこの意味はありません。

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労働の意味が発生するようになるのは
鎌倉時代からだと考えられています。

 

1212年(鎌倉時代)の作品である「方丈記」に
労働の意味で「はたらく」が登場してきます。

常にありき常にはたらくは、養性(やうじゃう)なるべし

方丈記
方丈記 (ちくま学芸文庫)

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ちなみに「はたらく」という言葉は
宇津保物語(うつほものがたり)という
平安時代の作品の中でも登場してきます。

鯛(たい)・鯉(こい)は生きてはたらくようにて

宇津保物語(うつほものがたり)

宇津保物語・俊蔭 全訳注 (講談社学術文庫)

この「はたらく」は
ぴくりと動く様子をあらわします。

 

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