愛媛県の松山城ってどんな城?城主は誰?【松山城の歴史や、観光での見どころをわかりやすく解説】

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松山城
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松山城の秘密―城と藩主と城下の基礎知識 (アトラス地域文化新書)

 

松山城(まつやま じょう)は
愛媛県松山市にあった城です。

 

松山城はどんな城だったのか?
松山城の城主は誰だったのか?

 

この記事では
松山城の歴史城主だけでなく
観光での見どころについても
分かりやすく解説していきます。

 

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愛媛県の松山城の歴史をわかりやすく簡単に

加藤嘉明と松山城

 

愛媛県の松本城の歴史は
江戸時代にまで遡ります。

 

戦国時代とも呼ばれる
安土桃山時代が終わると
江戸時代がやってきます。

 

松本城が完成する時期は
そんな江戸時代の初期です。

 

 

1600年の関ヶ原の戦いの後、
加藤嘉明が道後平野の中枢部にある
勝山に城郭(じょうかく)を築きます。
※城郭(じょうかく):城を敵の攻撃から守るための囲いのこと

勝山(かつやま)とは山の名前です。(標高は132m)

 

そして1603年、加藤嘉明
松山城の城主となります。

この際、加藤嘉明が地名を
松山」と公式に定めます。

 

松山城の創設者は加藤嘉明です。嘉明は羽柴秀吉に見出されてその家臣となり、20才の時に賤ヶ岳の合戦において活躍し、七本槍の一人としても有名となりました。

引用:松山城公式ホームページ

 

 

 

加藤嘉明の建てた天守は
5重で大規模なお城でした。

松山城の天守はとても貴重で
日本で12か所しか残っていない
「現存12天守」のうちの1つです。

 

 

松山城完成間近で
加藤嘉明は会津へ転封、
蒲生忠知が入城、二の丸を完成させます。

時代は流れ
跡継ぎがいなかった蒲生氏は断絶、
松山城には松平定行が入城し、
松平家が明治維新まで居城します。

 

 

また、松山城の5重の天守は
1642年に3重に改築されますが、
1784年の落雷によって焼失します。

 

そのため1820年から、
35年の歳月をかけて、1854年に
現在している天守を再建します。

 

その後、昭和の時代に入り、
小天守やいくつかの櫓(やぐら)が
放火や戦火などで焼失しますが、
1966年から全国的にも珍しい
総木造による復元が進められました。

 

ちなみに松山城は、1950年に
大天守含む21棟の建造物について
国の重要文化財に指定されています。

 

 

松山城は、平成18年に「日本100名城」に選ばれ、平成19年には「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されました

柴犬

豆知識ですが、愛媛県の道後温泉も平成19年に「美しい日本の歴史的風土100選」で選ばれています。

日本人

 

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愛媛県の松山城の見どころとは?観光前に要チェック!

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ここでは、
松山城の見どころ
紹介していきます。

観光前に要チェックです!

 

天守【松山城の見どころ】

 

天守は3重3階地下1階の層塔型天守で
国の重要文化財に指定されています。

「現存12天守」の中で唯一、
築城主として瓦に
葵の御紋が付されています。

 

 

城山山頂は標高約132mあり、
天守はさらに30m程高くそびえています。

松山城の天守からは、
松山平野を360度見渡すことができ、
歴史ある櫓や近代城郭が見える景色は絶景です。

 

 

野原櫓【松山城の見どころ】

 

松山城の野原櫓(騎馬櫓)は
四国で最も古い櫓と言われています。

※野原櫓とは、松山城を築城する際、
裏手の防備のために建築されたものです。

これは「現存12天守」の犬山城と同じ
初期の望楼型と呼ばれる建築手法が用いられています。

 

 

松山城の野原櫓は、
全国で唯一現存する
望楼型二十櫓。


大変貴重な建造物です。

 

二の丸史跡庭園【松山城の見どころ】

 

松山城の二の丸史跡庭園は、
表御殿跡と奥御殿跡に大別されます。

表御殿跡では「柑橘・草花園」で
各地の草花や柑橘で昔の部屋の
間取りを表現しています。

奥御殿跡では南西部にある
「流水園」で砂利と芝生で水を用いて
昔の部屋の間取りを表現しています。

庭園内には、林泉庭や大井戸遺構、
茶室などもあり、見どころ満載の場所です。

 

 

最後に

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愛媛県の松山城の歴史や城主、
観光での見どころについても
なるべくわかりやすく解説しました。

 

日本のお城の歴史に興味のある方や
これから松山城を観光する方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。

 

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