妊婦がポテチ(ポテトチップス)を食べると危険？【妊娠中の食事(イモ類)の注意点】
「妊娠中はどのくらいポテチを食べてもいい？」
「ポテトチップスが大好きな妊婦です！」
ついつい食べたくなってしまう
ポテチ(ポテトチップス)は、妊娠中に
食べると影響はあるのでしょうか？
この記事では
妊婦がポテチを食べると危険なのか？
妊娠中にポテチを食べる時の注意点や
正しい食べ方などについても
なるべくわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦はポテチ(ポテトチップス)を食べても大丈夫？
結論から言いますと、妊婦さんは量に気をつければポテチを食べてOKです！
妊娠中は食の好みが変わる人も多く、特に妊娠中期(安定期)には、ポテチやジャンクフードなどを食べたくなる妊婦も多いようです。
でも妊娠中は胎児への影響などもあり
ポテトチップスなんて食べてはいけない…と
考えている人も多いことでしょう。
基本的にポテトチップスは妊娠中に
食べても、ある程度ならOKです。
量にさえ気をつけていれば、
毎日食べても問題はありません。
また妊娠初期には
「つわりがひどくてポテチしか食べられない…」
という人もいるようです。
そういう場合は、脱水症状に気をつけながら節度を守って食べるようにしましょう。
妊婦がポテチ(ポテトチップス)を食べる時の注意点
妊婦がポテトチップスを食べる時には
食べる量に十分注意しましょう。
ポテチはカロリーと塩分が高いです。
妊娠中にポテチを食べ過ぎてしまうと
妊娠高血圧症候群を引き起こす可能性が高まります。
妊娠高血圧症候群とは、妊婦の合併症で
むくみ、たんぱく尿、高血圧を主な症状とする症候群です。
妊娠高血圧症候群にかかると、
子宮や胎盤を流れる血液の量が減少し
胎盤の働きが悪くなります。
その結果、胎児の発育に影響を及ぼして
早産や子宮内胎児死亡、未熟児、死産などの
原因となることがあります。
また最悪の場合は、脳出血などの母体の生命に
かかわる症状を引き起こすこともあります。
妊娠高血圧症候群を予防するには
主に日々の食事が大切です。
「つわりでポテチしか食べられない！」
という人を除いて、妊娠中期以降の妊婦は
ポテチの食べ過ぎには十分注意しましょう！
妊婦が食べても問題のないポテチの量とは？【妊娠中のポテトチップスの摂取量について】
ポテチ(60g)のカロリーと塩分は
だいたい次の数値前後が一般的です。
- カロリー…約360kcal
- 塩分…約0.6g
食塩は他のスナック菓子と比べると
少な目かもしれませんが、カロリーは
とても高いので、1日1袋は食べ過ぎに当たります。
1日半量の30gまでを目安に食べるようにしましょう。
【妊娠中の1日のエネルギー(カロリー)の基準値】
妊婦の推定エネルギー必要量は、妊婦の推定エネルギー必要量（kcal/日）＝妊娠前の推定エネルギー必要量（kcal/日）＋妊婦のエネルギー付加量（kcal/日）として求められる。
■18～29(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期：2,050kcal(2,000＋50)
- 妊娠中期：2,250kcal(2,000＋250)
- 妊娠後期：2,450kcal(2,000＋450)
■30～49(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期：2,100kcal(2,050＋50)
- 妊娠中期：2,300kcal(2,050＋250)
- 妊娠後期：2,500kcal(2,050＋450)
※自宅にいてほとんど外出しない方については
これよりもカロリーの基準値が少なめになります。
最後に
妊婦がポテチを食べると危険なのか、
妊娠中にポテチを食べる時の注意点や
正しい食べ方などについても
なるべくわかりやすく解説していきました。
ポテトチップスは中毒性があります。
偏食、食べ過ぎに気をつけて
程よく気分転換として食べていきましょう♪
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです！
