妊婦がティラミスを食べると危険?【妊娠中のティラミスケーキの注意点】
「妊婦が甘いティラミスを食べると問題ありますか?」
「妊娠中にティラミスケーキを食べると、危険なのでしょうか?」
ほろ苦さも味わえて女性に人気の
「ティラミス」は、妊娠中に食べると
お腹の赤ちゃんに影響はあるのでしょうか?
この記事では
妊婦がティラミスを食べると危険なのか?
妊娠中にティラミスを食べる時の注意点なども
なるべく簡単にわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦にティラミスはおすすめできない?
結論からいいますと
妊婦にティラミスはおすすめできません。
コンビニで買ったティラミスとかであれば
妊娠中でも基本的に食べることができますが
外食時にお店でティラミスケーキを食べると
お腹の赤ちゃんに害を及ぼす可能性があります。
※ちなみに「ティラミス」とは
クリームチーズのマスカルポーネチーズと
コーヒー(リキュールを加えることも多い)を
しみ込ませたスポンジケーキやビスケットを
交互に重ねて冷やして固めるケーキのことです。
妊娠中にティラミスを食べると危険な理由
なぜ妊娠の期間中は
ティラミスを食べると危険なのか?
それは主に次の2つが理由です。
- ティラミスに含まれているチーズ
- ティラミスの料理方法
これらの理由について
次で解説していきます。
ティラミスに含まれているチーズ【妊婦がティラミスを食べると危険な理由】
妊娠中に食べると危険なチーズの種類として
ナチュラルチーズは必ずその名が挙がります。
※ナチュラルチーズとは火を通していないチーズのことで、ティラミスで使用するマスカルポーネチーズもナチュラルチーズに該当します。
妊婦がこのナチュラルチーズを食べると食中毒を引き起こす危険性があり、そのことについて厚生労働省でも注意喚起されています。
↓
気をつけた方がよい食品
欧米では、ナチュラルチーズなどの乳製品、生ハムなどの食肉加工品、スモークサーモンなどの魚介類加工品、コールスローなどのサラダなどでリステリアによる集団食中毒が発生しています。
また、国内では、乳製品、食肉加工品や魚介類加工品などから、とても菌数は少ないですが、リステリアが検出されています。
冷蔵庫に長期間保存され、加熱せずにそのまま食べられる食品は、原因となりえますので注意が必要です。
◆リステリア食中毒の主な原因食品例
- 生ハムなどの食肉加工品
- 未殺菌乳、ナチュラルチーズなどの乳製品(加熱をせずに製造されるもの)
- スモークサーモンなどの魚介類加工品
引用:リステリアによる食中毒(厚生労働省)
食品衛生環境が整った日本では
リステリア菌の感染はかなり稀ですが
輸入ものの場合は注意が必要になります。
そしてティラミスに使われている
マスカルポーネチーズの多くが
海外からの輸入品なので、
妊娠中はティラミスを避けた方が無難です。
ティラミスの料理方法【妊婦がティラミスを食べると危険な理由】
基本的にティラミスは加熱しないで作るので、
低温でも繁殖するリステリア菌が生きているリスクがあります。
さらにお店で提供しているティラミスでは、お酒が入っている場合もあります。
加熱をしていないまま食べると、
微量ではありますがアルコールを
妊娠中の身体に取り入れてしまいます。
妊娠中のアルコール摂取は
できるだけ控えたいですね。
反対に、どうしても
ティラミスが食べたい妊婦さんは
ティラミスを加熱すれば基本的に問題ないです。
妊婦、高齢者や免疫機能が低下している方(抗がん剤治療中やHIVエイズの方など)は、少量のリステリアでも発症し、敗血症や髄膜炎など重篤な状態(リステリア症)になることがあり、海外では死亡例も確認されています。
特に、妊婦が感染すると、リステリアが胎盤や胎児へ感染し、流産や生まれた新生児に影響がでることがあります。
最後に
妊婦がティラミスを食べると危険なのか?
妊娠中にティラミスを食べる時の注意点なども
なるべく簡単にわかりやすく解説していきました。
この記事では念のため安全な道を提示していますが
仮に妊娠中にティラミスを食べてしまったとしても
そこまで心配しないで大丈夫なので安心してください。
もちろん、妊娠中のティラミスの食べ過ぎは厳禁です。(カロリー的にも)
豆知識ですが、
ティラミスの名称はイタリア語で
「私を元気づけて」の意味があるそうですよ♪
この記事が少しでも
妊婦さんたちのお役にたてばうれしいです(*^^*)