悪阻(つわり)とは何か？注意点は？【妊婦さん向けに簡単にわかりやすく解説】
「ツワリ」は、妊娠した女性を悩ませるもののひとつですよね。
ただ、言葉を知っていても
どういうものなのかはよく知らない
人も多いのではないでしょうか？
この記事では
悪阻(つわり)とは何なのか？
つわりの注意点などについても
妊婦さん向けになるべく簡単に分かりやすく解説していきます。
目次
悪阻(つわり)って何？
悪阻(つわり)とは、
妊娠中の不快な症状の総称で、
妊娠のサインのひとつでもあります。
医学用語で「悪阻(おそ)」と呼ばれます。
一般的には次のような症状が現れますが、
症状の重さや時期は人それぞれです。
- 吐き気
- 胃や胸のむかつき
- 匂いに敏感になる
- 眠くなる
- イライラする
- 頭痛
- 嗜好(味の好み)の変化
- 食欲不振
- 食べづわり
- 唾液量の増加
- 全身倦怠感
- 主に妊娠初期(４週から１５週)
つわりの症状に関しては、妊婦さんの
１０人中８人が経験すると言われています。
主に妊娠初期に起こると言われていますが
妊娠後期まで続く人もいますし
初期からほとんど感じないという人もいます。
残念ながら、つわりによる
吐き気や嘔吐を治す安全な薬はありません。
悪阻(つわり)の注意点は？
妊婦さんの悪阻(つわり)について
次のことに気をつけましょう。
- 無理をしない
- 食べたいものを食べられる時に
- サプリメントも便利
- 水分をとる
- 日常生活に支障をきたす場合は相談を
これらの注意点について以下で解説していきます。
無理をしない【悪阻(つわり)の注意点】
まずつわりの症状が出ている時は、
無理をしないことが大切です。
体がだるいと思ったら、体を休ませましょう。
また我慢して一人で家事や仕事をせず、
周囲の協力も、とても大切です。
家族や友人が近くにいる場合は、
つわりの時期に頼ってみるのも良いと思います。
食べたいものを食べられる時に【悪阻(つわり)の注意点】
「つわりで満足に食事ができない」
「赤ちゃんのために栄養を摂りたいのに…」
と悩む妊婦さんもいるかもしれません。
でも心配することはありません。
妊娠初期のつわりの時期には
赤ちゃんはとても小さくて、まだ
そこまで多くの栄養を必要としません。
それに、赤ちゃんに必要な栄養は
優先的に赤ちゃんに届けられるように
なっているんですよ。
そのため、つわりの時期に
無理をして栄養のある食べ物ばかりを
摂ろうとしなくても大丈夫なんです。
サプリメントも便利【悪阻(つわり)の注意点】
妊娠初期に、栄養の量は
そこまで気にしなくても大丈夫です。
しかし、妊娠初期には特に
葉酸という栄養が必要といわれています。
ほとんど
栄養のある食べ物が食べられていない、
葉酸を含む野菜が食べられない…
という人は、妊婦さん向けサプリメントを
使ってみるのも良いですよ♪
サプリメントの使用に関しては
一度お医者さんに確認をすると良いですね。
水分をとる【悪阻(つわり)の注意点】
妊娠初期に、つわりの症状が出ている人は
きちんと水分補給を行いましょう。
脱水症状を起こしやすく、尿の濃度が
濃くなってしまったりする恐れがあります。
日常生活に支障をきたす場合は相談を【悪阻(つわり)の注意点】
何も食べられずに水分も無理！という人は
妊娠悪阻(にんしんおそ)の恐れがあります。
妊娠悪阻とは、１日中嘔吐を繰り返し、
水分の補給さえままならず、全身症状に
悪化するつわりのことです。
つまり、つわりが重症化したものを
妊娠悪阻と呼んでいます。
脱水症や栄養障害を起こす心配があり
入院を必要とするケースもあります。
「ただのつわりだから我慢しよう…」と
無理をしないでお医者さんに相談をしましょう。
最後に
悪阻(つわり)とは何なのか？
つわりの注意点などについても
妊婦さん向けになるべく簡単に分かりやすく解説しました。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば幸いです！
