赤ちゃんの頭が大きいと危険?
「赤ちゃんの頭は大きくなってるけど危険?」
「赤ちゃんの頭が他の子より大きい気がする」
自分の子どもが、他の子と比べて
少し大きいのかな?と不安に思っている
パパやママもいるかもしれません。
この記事では
赤ちゃんの頭が大きいと危険なのか?
赤ちゃんの頭が大きい時の注意点についても
なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
目次
赤ちゃんの頭が大きいと危険?
赤ちゃんの頭囲は、生まれてすぐは
胸囲より1㎝程度大きいことが多いです。
しかし生後4か月頃には
頭囲は胸囲よりも小さくなっていきます。
頭囲(頭の大きさ)は頭の周囲の長さで
おでこの一番出ている部分と後頭部の
一番出ている部分との長さですね。
健康な赤ちゃんでも
生後1、2年は、一時的に脳の液が
脳の表面に貯まりやすい時期があります。
そのため頭囲が大きいからといって
必ずしも病気というわけではありません。
また遺伝的な要素もあり、
パパやママの頭が多少大きい場合は
赤ちゃんの頭も大きくなる傾向があります。
頭囲が母子手帳のグラフ目安のラインに
並行して大きくなっているのであれば
多少大きめでも心配ありません。
もし生後4か月以上経過しても、
頭囲が胸囲の5cm以上大きい場合には注意が必要です。
赤ちゃんの頭が大きい時に疑われる病気
赤ちゃんの頭が大きい、または
急激に大きくなっている場合には
次の病気である可能性があります。
- 水頭症
- 大頭症
- ソトス症候群
- 脳腫瘍
- 自閉症や発達遅滞のリスクファクター
これらの病気について以下で解説していきます。
水頭症【赤ちゃんの頭が大きいと危険?】
水頭症とは、脳の内部に脳脊髄液が
過剰に溜まってしまう病気です。
頭が大きくなるという症状のほかに
次のような症状もみられます。
- 視点が合わない
- 嘔吐(おうと)
水頭症は早期の発見が大事です。
大頭症【赤ちゃんの頭が大きいと危険?】
頭囲が大きいことから疑われる
「大頭症(だいとうしょう)」という
病気もあります。
家族性の大頭症もあり、
その場合は特に問題はありません。
しかし、一部は発達の遅れを伴う場合もあるので、小児科医の判断が必要です。
ソトス症候群【赤ちゃんの頭が大きいと危険?】
産まれた時から頭が大きく、
急激に大きくなる場合には
ソトス症候群の可能性があります。
ソトス症候群とは、
染色体異常が原因で起こる
難病指定されている病気です。
頭が大きいという症状以外に
次のような症状がある場合も。
- 精神発達の遅れ
- 心臓・腎臓の合併症
- 発達の遅れ
人種差や性差は特になく、
どの夫婦の子どもとしても生まれてくる可能性はあります。
脳腫瘍【赤ちゃんの頭が大きいと危険?】
赤ちゃんがの頭が大きい場合には
ごくまれですが「脳腫瘍(のうしゅよう)」が
原因であることもあります。
大泉門が腫れてきたり、神経症状が出ることも多いです。
最後に
赤ちゃんの頭が大きいと危険なのか
赤ちゃんの頭が大きい時の注意点についても
なるべくわかりやすく解説していきました。
頭囲が徐々にグラフから逸脱している
場合には注意が必要です。
グラフの正常範囲内であれば
問題ないので心配する必要はありません。
頭囲が標準の範囲にあっても2、3ヶ月で
急に頭囲の値が大きくなっている場合は
いちど病院を受診してみましょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです!