赤ちゃんが目を合わせないと危険?
「赤ちゃんが目を合わせてくれない…」
「目を合わせない赤ちゃんは病気?」
赤ちゃんが成長していく過程で、
目を合わせない場合には、どんなことに
気をつけると良いのでしょうか?
この記事では
赤ちゃんが目を合わせないと危険なのか?
原因や月齢の自閉症との関係など
なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
目次
赤ちゃんが目を合わないと危険?
赤ちゃんと目が合わないからといって
過剰に心配する必要はありません。
赤ちゃんの目は
私たちが思っているほど、
よく物が見ているわけではありません。
新生児で0.03程度、6ヶ月で約0.1、
1歳児でも0.2程度の視力と言われており
さらに視野はうんと狭いそうなんです。
そのため色のはっきりついたものが
目の前にあれば、ぼやーっと見えて、
追視することもあるでしょう。
しかし人の顔だと
はっきりとは見えないので、赤ちゃんは
無視をしてしまう可能性があります。
つまり生後2,3か月の赤ちゃんと
目が合わないからといって、
「異常ではないか?」と
神経質になる必要はないようです。
生後5,6か月になっても
まったく目を合わせずに、心配ならば
一度お医者さんに相談してみても
良いかもしれません。
でもパパやママが過剰に心配する必要はないと思います。
自閉症の可能性はある?【赤ちゃんが目を合わせないと危険?】
視線が合いづらい、もしくは
視線を反らすのが必ずしも
自閉症というわけではありません。
「目を合わせない」以外で、
自閉症の赤ちゃんに共通する特徴的な
症状は次のものが挙げられます。
- クレーン現象
- こだわりが特別強い
- 感覚の異常
- まったく眠らない、睡眠時間が短い
- 毎回ママの抱っこを嫌がる
これらの症状も月齢によって異なります。
複数当てはまっているからといって
必ず自閉症であるということではありません。
また自閉症の診断がつくのは
だいたい3~5歳と言われています。
それまでは、あまり神経質にならずに
赤ちゃんをゆっくり見守ってみましょう。
赤ちゃんが目を合わせない時の注意点
赤ちゃんが目を合わせない時には
次のことに気をつけましょう。
- 斜視(しゃし)
- 眼振(がんしん)
- 弱視(じゃくし)
これらの注意点について以下で解説していきます。
斜視【赤ちゃんが目を合わせないと危険?】
斜視(しゃし)とは、片目は
正面を向いていても、もう片方の目が
違う方向を見てしまっている状態です。
斜視は小児眼科の代表的な病気の一つで、
子どものおよそ約2%にも及びます。
早期発見が大切なので、気になる場合は一度小児眼科を受診してみましょう。
眼振【赤ちゃんが目を合わせないと危険?】
眼振(がんしん)とは、
眼球がけいれんしたように動いたり
揺れたりする状態です。
無意識で規則的にリズミカルに動いたり、
振り子のように往復運動がおこったりします。
赤ちゃんが追視、注視せずに
きょろきょろしていたり、不自然に
頭を傾けたりしている場合は、注意しましょう。
弱視【赤ちゃんが目を合わせないと危険?】
弱視とは、視力の発達する期間に
眼をうまく使えなかったことで、
視力が悪い状態のまま
成長が止まってしまうことです。
弱視は早期発見によって
治る可能性は高まります。
乳幼児健診の時に
気になることがあれば聞いておくと良いでしょう。
また3歳になったら3歳児眼科検診を受診することをオススメします。
最後に
赤ちゃんが目を合わせないと危険か
原因や月齢の自閉症との関係など
なるべくわかりやすく解説していきました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです!