妊婦の逆流性食道炎とは何か?つわりと何が違う?【症状などをわかりやすく解説】
「妊娠中に逆流性食道炎になっちゃった」
「妊婦の逆流性食道炎は治るの?」
妊娠中にも起こると言われている
「逆流性食道炎」をご存知ですか?
つわりとは何が違うのでしょうか?
この記事では
妊娠中の逆流性食道炎とは何か?
どのような症状なのかなどについても
なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
妊婦の逆流性食道炎とは?
逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)とは
胃から胃液(胃酸)が逆流してくる病気と
胃液の逆流によって食道が炎症を起こす病気のことです。
胃酸は強い酸性なので、
食道に大きなダメージを与えます。
そのため炎症だけでなく、潰瘍や
びらん(ただれ)の原因になることも。
逆流性食道炎は肥満気味の人や、
高齢者で発症しやすいと言われています。
そして妊婦さんも発症しやすい病気として知られているんです。
妊婦の逆流性食道炎の症状
症状は、しつこい胸やけが特徴といえます。
他には、主に次の症状が挙げられます。
- 胸やけ
- 胸の痛み
- のどの違和感、不快感
- 呑酸(どんさん)
- 不眠
呑酸とは、酸っぱさが
口まで上がってくる症状を言います。
ほかにも喉(のど)のつかえやゲップ、
咳などの症状なども、逆流性食道炎の
可能性があります。
なぜ妊娠中は
逆流性食道炎が発症しやすいのかというと、
お腹が大きくなることで胃が圧迫される
ことと、ホルモンバランスの変化が
原因として考えられています。
つわりとは何が違う?
まぎらわしいのですが、逆流性食道炎は
妊婦さんのつわりの症状と似ています。
例えば胸やけや呑酸などは、
どちらの症状にも当てはまります。
そのため、妊娠中に
つわりだから仕方ないと考えていたけど
実は逆流性食道炎であった、という
「隠れ逆流性食道炎」の可能性もあります。
一般的につわりが治まるとされる
妊娠12週~16週目以降になっても
しつこい胸やけや吐き気が治まらない場合は
逆流性食道炎の疑いを考慮して、
かかりつけ医に相談してみると良いかもしれません。
妊婦の逆流性食道炎の予防
妊娠中に逆流性食道炎を予防するには
次のことを見直してみましょう。
- 食生活
- 姿勢
- 食べ過ぎない
- お腹に負担をかけない
逆流性食道炎を予防するには、
まず食生活の見直しが大切です。
脂質や糖分の多い食べ物や香辛料、
レモンなど酸味の強い食べ物などを
日々食べていると、胃への負担が大きいです。
なるべく消化のよいものを食べるようにし
寝る数時間前には食べないようにすると良いです。
またお腹を圧迫させると
逆流性食道炎を引き起こすことがあるので、
ベルトを強く締めたり、腰回りのきつい
パンツを履くことは避けましょう。
最後に
妊娠中の逆流性食道炎とは何か?
どのような症状なのかなどについても
なるべくわかりやすく解説していきました。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば幸いです!