妊娠高血圧症候群とは何か?【妊婦さん向けにわかりやすく解説】
「妊娠高血圧症候群って何?」
「妊娠高血圧症候群になるとどうなるの?」
妊娠中に気をつけたい
”妊娠高血圧症候群”とは、
どんなトラブルなのでしょうか?
この記事では
妊娠高血圧症候群とは何か?
症状や対応策などについて妊婦さん向けに
なるべく分かりやすく解説していきます。
妊娠高血圧症候群って何?
妊娠高血圧症候群とは
妊娠20週以降~分娩12週までの間に
高血圧となる病気(疾患)のことを言います。
時には蛋白尿(タンパク尿)や
全身の臓器障害を伴うことがあり、
以前は「妊娠中毒症」と呼ばれていました。
研究が進むにつれて、妊婦さんや
赤ちゃんの障害に直接関係するのは
「高血圧」が中心であることが分かっています。
言い換えると、血圧が正常であれば
妊娠中に尿蛋白や浮腫みが現れても
お母さんや赤ちゃんに急激な異常の
起こることは少ないと考えられています。
妊娠高血圧症候群の症状
妊婦が妊娠高血圧症候群になると
主に次の症状が現れます。
- たんぱく尿
- 高血圧
妊娠高血圧症候群は早期型と呼ばれる
妊娠34週未満で発症した場合、
重症化しやすく注意が必要です。
重症化すると、赤ちゃんに次のように、
危険な影響を及ぼす可能性があります。
- 子宮や胎盤を流れる血液量が減少
- 胎盤の働きが悪くなる
- 早産
- 子宮内胎児死亡
- 未熟児
- 死産
また胎児への影響だけはなく
妊婦さん自身にも次のように
危険な症状を引き起こす場合があります。
- 子癇(しかん)
- 肺水腫
- 常位胎盤早期剝離
- 脳出血
- 肝臓、腎臓の機能障害
- HELLP症候群
妊娠高血圧症候群では
妊婦さんと赤ちゃんともに
大変危険な状態となることがあります。
妊娠高血圧症候群の対応策
妊娠高血圧症候群がおこらないように
予防する試みは行われています。
しかし残念ながら、今のところ
「この方法なら必ず予防できる」と
確立した予防法は見つかっていません。
それでも、日々の生活で
次の行動は妊娠高血圧症候群の
リスクを減らすことができると
考えられています。
- 食事療法
- 規則正しい生活
これらの対応策について以下で解説していきます。
食事療法【妊娠高血圧症候群の対応策】
妊娠高血圧症候群の予防としては
バランスの良い食事が基本です。
- 減塩(1日7~8g)
- 低カロリー
- 高タンパク
これらの食事を心がけて、
急激に体重が増加しないようにすることが大切です。
規則正しい生活【妊娠高血圧症候群の対応策】
妊娠高血圧症候群の予防には
規則正しい生活も大切です。
過度のストレスや睡眠不足、
疲れが症状を引き起こしやすいです。
適度な運動と十分な睡眠をとることが
妊娠高血圧症候群の予防にもつながります。
毎日ストレスを感じている妊婦さんは、
できる範囲で生活を見直しましょう。
最後に
妊娠高血圧症候群とは何か?
症状や対応策などについて妊婦さん向けに
なるべく分かりやすく解説していきました。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば幸いです!