損失回避の心理を利用した子育て術
損失回避の心理とは
どんな意味かをご存知でしょうか?
損失回避の心理は
マーケティングにおいて
多くのビジネスに活用されていますが、
子育てにどんな関係があるの?
と疑問に思われた方もいるかもしれません。
損失回避の心理を利用した子育て術を
あなたにも活用してもらえるように
詳しくそしてわかりやすく紹介していきます。
損失回避の心理(プロスペクト理論)とは?
プロスペクト理論とは
心理学者のダニエル・カーネマンと
エイベル・トベルスキーの
2人によって提唱された
行動心理学のひとつです。
プロスペクト理論を要約すると
「人は利益を得られる場面では
リスク回避を優先し、
損失を生みそうな場面では
損失を回避する傾向がある」
という心理学理論です。
プロスペクトとは
日本語の意味に直すと
「予測」や「見込み」を表します。
ちなみに
辞書にはこう書かれています。
プロスペクト理論(Prospect theory)は、
人は利得と損失に異なるウエイトを、
また確率に関して異なるレンジ(範囲)を置いており、
利得を得て幸せなときよりも、
同等の損失による痛みの方が大きく感じるとした理論。
プロスペクト理論【損失回避の心理】
人というのは
得られる物よりも
失うことに恐怖を感じてしまう生き物です。
それは、
大人であれ子どもであれ、
そのような心理が働きます。
例えば、
「本日限定商品残り3名様分~」や
「冬の限定商品~」など
その物がなくなってしまう
ということを伝えた方が
より人の心を動かせるのです。
「人は得られる喜びよりも
失うことによる苦痛の方が
精神的ダメージが大きい」
ということを頭に入れておいてください。
これを理解出来れば
子どもの心を動かす
子育て術にも応用していけます。
損失回避の心理を利用した子育て術
大人でも子供であっても
損失回避の心理が働いてしまいます。
「いかに得をするかよりも、
いかに損せずにいられるか」なのです。
これを
子育ての中で活用していくことで
子どもの心をより動かせて
行動を促すことに成功します。
コツは、脅さずに、誘導することです。
「損してもいいの?
なくなってもいいの?」と
脅すことはおすすめできません。
あくまで選択の道を作ってあげ、
子どもに考えさせ選ばせるように働きかけましょう。
まとめ
損失回避の心理を利用することで
子育てはとても楽になります。
子どもにも
行動意欲を発揮させたいとき、
その行動によって
どんなことをすれば得をするのかよりも
行動しないとこで
どんなことが生まれてしまうのかという
働きかけによって、
子どもの成長を伸ばしてあげる
ひとつの方法が見いだせるかもしれません。
損失回避の心理をしっかり理解して
これからの子育てに活用してみてはいかがでしょうか?