妊婦が湿布(しっぷ)を体に貼ると危険？
「腰痛がひどくて湿布を貼りたい…。」
「妊婦が湿布を貼っちゃダメって本当？」
妊娠中は、色々な行動に制限がかかります。
「湿布(しっぷ)」を体に貼ることは、
赤ちゃんに影響があるのでしょうか？
この記事では
妊婦が湿布(しっぷ)を体に貼ると危険？
妊婦が湿布を貼る注意点などについても
なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
妊婦が湿布(しっぷ)を体に貼ると危険？
妊娠すると、体に様々な変化が現れます。
ホルモンバランスが変化したり、
身体も赤ちゃんを出産するための
準備を始めていきます。
お腹が大きくなるにつれて、
腰痛になったり肩が凝ってしまったり
する妊婦さんも少なくありません。
腰痛や肩こりの際には、
湿布(しっぷ)を貼りたくなりますよね。
しかし！
妊娠中にしっぷを貼ることは、
赤ちゃんに影響を及ぼす危険性があります。
そのため残念ながら、妊婦さんが独断で
シップを使用することはオススメできません。
妊婦に湿布(しっぷ)をオススメしない理由
どうして妊娠の期間中は
湿布(しっぷ)を貼らない方が良いのか？
それは湿布に含まれる成分が
胎児に影響することがあるからなんです。
代表的な鎮痛剤である
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を
妊娠中に使用すると、胎児動脈管収縮を
引き起こす可能性があると言われています。
胎児動脈管収縮とは
出産後に閉じるはずである動脈が、
出産前に閉じてしまう症状です。
最悪のケースだと、胎児の心不全や
死亡が起きてしまう可能性もあります。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)には
次の成分が挙げられます。
- ケトプロフェン
- ロキソプロフェン
- インドメタシン
- フェルビナク
- ジクロフェナク
これらの成分が入った湿布の使用は、
特に妊娠後期(妊娠２８週以降)に
関しては禁忌であると言われています。
自宅にある薬を使用する前に
NSAIDsが含まれていないか、成分をよく確認しましょう。
妊娠中は絶対湿布(しっぷ)を体に貼ってはいけないの？
「湿布を身体に貼れないのは辛い…」
「妊娠中は絶対にシップを貼れないの？」
そんな体の痛みに耐えられない
妊婦さんもいるかもしれません。
市販の湿布や、病院で処方される
湿布には、妊婦さんでも使用できる
湿布が存在します。
しかし必ず薬剤師や
かかりつけ医に相談した上で購入し、
使用するようにしましょう。
妊婦さんが独断で湿布を使用することは控えましょう。
最後に
妊婦が湿布(しっぷ)を体に貼ると危険？
妊婦が湿布を貼る注意点などについても
なるべくわかりやすく解説していきました。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば幸いです！
