食育(しょくいく)とは何か?【意味を簡単な言葉でわかりやすく解説】
「食育ってよくわからない…」
「食育って大切なことなの?」
近年浸透し始めている食育とは
一体何のことなのか把握できていない
人も多いのではないでしょうか?
この記事では
食育(しょくいく)とは何か?
食育の意味を簡単な言葉で
わかりやすく解説していきたいと思います。
食育(しょくいく)とは?
食育(しょくいく)って
どんな言葉かご存知ですか?
辞書には次のように書かれています。
食育(しょくいく)
健康な食生活を送るために食品選択や安全性、表示の仕組み、さらには農業との関係を学ぶこと。
子どもだけでなく、消費者全体が対象。
簡単に言うと、食育とは
健康な食生活を送るために
「食」に関する知識とバランスの良い
「食」を選択する力を身につけることです。
平成17(2005)年6月には
食育基本法が制定されます。
このことで現在は食育推進に向けて、
さまざまな取り組みがなされています。
食育(しょくいく)はどうして必要?
私たちが毎日口にする食べ物は、
私たちの体を作り、成長させて、
活動源となります。
そして病気に抵抗する力を
生み出すのです。
しかし近年、食に関した
様々な課題が浮上していることが、
食育推進の背景につながっています。
- 栄養の偏り
- 不規則な食事
- 肥満
- 生活習慣病
- 過度なダイエット
また
食の原点である家庭の食卓の在り方も、
問題が浮き彫りになっています。
最近では「こ食」の傾向が挙げられます。
- 孤食…一人で食べる
- 個食…自分の好きなものを各々が食べる
- 固食…固定したメニューばかり食べる
- 小食…食べる量が少ない
- 粉食…パンやパスタなど粉の主食を好む
栄養バランスの偏りで、
「キレる子どもが増えた」というように
心の働きにも作用する要素があると
科学的にも証明されています。
世の中には美味しい食べ物がたくさんあります。
しかし、健康な生活をおくるには
食を楽しむと同時に「安心・安全」といった
視点もとても大切になってきます。
正しい食生活を身につけて
健康に暮らすことを目指すのが食育なのです。
食育(しょくいく)について
では、具体的な食育や
健康的な食生活を実践するには、
どうすればよいのでしょうか?
- 朝ご飯をきちんと食べる
- 栄養バランスを考える
- 家族みんなで食事をする
- 食料自給率について考える
- 食品ロスについて考える
- 食品工場などの見学をする
近年、朝ご飯を食べない人が増えています。
しかし朝ご飯は1日のパワーの源で、
毎日朝ご飯を食べる子どもほど、
学力調査の平均正答率や体力テストの
合計点が高い傾向にあるという
調査結果も報告されています。
また
普段わたしたちが食べている食品は、
どこでどのように作られているのかを
知る為に、工場や漁業を見学することも、食育につながります。
食育(しょくいく)の主な資格
現在、食育(しょくいく)に関する
次のような資格があります。
- 食生活アドバイザー
- 食育アドバイザー
- 食育インストラクター
- 食育実践プランナー
- 食育指導士
健康的な食生活のサポートをできる
食のスペシャリストといえますね。
最後に
食育(しょくいく)とは何か
食育の意味を簡単な言葉で
わかりやすく解説していきました。