妊婦がところてんを食べると危険?【妊娠中の食事の注意点】
「妊娠中はところてんを食べていいの?」
「妊婦がところてんを食べるとどんな効果がある?」
ヘルシーで腹持ちの良い食品として有名な
「ところてん」は、妊娠中に食べると
お腹の赤ちゃんに影響があるのでしょうか?
この記事では
妊婦がところてんを食べると危険なのか?
妊娠中にところてんを食べる時の注意点も
なるべく分かりやすく解説していきます。
妊婦がところてんを食べても大丈夫?
結論から言いますと、
妊婦さんはところてんを食べてOKです!
妊娠中にところてんを食べたとしても
基本的にまったくデメリットはありません。
ところてんは、原料は寒天と同じ
「天草(テングサ)」という海藻です。
天草を煮出して抽出した寒天を冷やし固め
それを突き出して、ところてんができます。
※ところてんには、次のような栄養が含まれます。
- 食物繊維
- ヨウ素
ところてんの大きな魅力は、
低カロリーであることが挙げられます。
なんとところてんのカロリーは
100gあたり約2~3kcal!
これは、体重管理が
大切な妊婦さんには心強い味方ですね♪
【妊娠中の1日のエネルギー(カロリー)の基準値】
妊婦の推定エネルギー必要量は、妊婦の推定エネルギー必要量(kcal/日)=妊娠前の推定エネルギー必要量(kcal/日)+妊婦のエネルギー付加量(kcal/日)として求められる。
■18~29(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,050kcal(2,000+50)
- 妊娠中期:2,250kcal(2,000+250)
- 妊娠後期:2,450kcal(2,000+450)
■30~49(歳)【1日のカロリー摂取基準】
- 妊娠初期:2,100kcal(2,050+50)
- 妊娠中期:2,300kcal(2,050+250)
- 妊娠後期:2,500kcal(2,050+450)
※自宅にいてほとんど外出しない方については
これよりもカロリーの基準値が少なめになります。
またところてんには便秘解消の働きもあり、
便秘でお悩みの妊婦さんはぜひ試してみてください♪
しかし、
妊娠中にところてんを食べる場合は
知らないと危険な注意点もあります。
↓
妊婦がところてんを食べる時の注意点
妊婦さんがところてんを食べる時には
ヨウ素(ヨード)の過剰摂取に注意しましょう。
ヨウ素は、妊婦さんにとって
必要でもある栄養素です。
しかし、妊娠中に
過剰摂取してもいけないんです。
ヨードは昆布を筆頭に、ひじきやわかめなど
主に海藻類に含まれていることが多いです。
妊婦さんがヨードを摂りすぎてしまうと
赤ちゃんが先天性甲状腺機能低下症に
なってしまう恐れがあるのです。
ヨードは不足してもいけない栄養ですが
日本人の食生活では、海藻を食べる機会が多く
不足よりも過剰摂取を心配する必要があります。
【一日にとるべき妊娠中のヨウ素の推奨量】
参考:日本人の食事摂取基準2020年最新版「ミネラル」(厚生労働省)
ところてんのヨード(ヨウ素)含有量は
100gあたりおよそ240μgなので、
そこまで心配し過ぎる必要はありません。
ヨード(ヨウ素)含有量の点では、
寒天の方が100gあたり約21μgなので
ところてんよりもオススメです!
もし普段から昆布出汁やわかめを
よく食べるという妊婦さんは気をつけた方が良いでしょう。
最後に
妊婦がところてんを食べると危険なのか、
妊娠中にところてんを食べる時の注意点も
なるべく分かりやすく解説していきました。
ところてんは、
好きな味付けで食べることができるので、
つわりの症状がひどい妊婦さんでも
食べやすい人が多いようです。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!