小野妹子(おののいもこ)は、
飛鳥時代に遣隋使として活躍しました。
そんな小野妹子の子孫は
どのような人生を送ったのでしょうか?
この記事では
遣隋使「小野妹子」の子孫について紹介します。
小野妹子は皇族が祖先
小野妹子は、近江国滋賀郡小野村の
豪族の家に生まれています。
もともとは、皇族である天足彦国押人命
(あめたらしひこくにおしひとのみこと)を祖先とした天皇家につながる家系だったそうです。
小野妹子の著名な子孫について
小野妹子の子孫は
遣隋使となった小野妹子と同じく
遣唐使などを務めた者や、東北や九州など
地方官僚を務めた者も多くいました。
また、平安時代以降には
公卿や和歌の名手として著名な子孫や
戦国時代の武将の子孫も伝わっています。
- 小野篁
- 小野道風
- 小野小町
- 小野好古
- 小野道好
小野妹子の著名な子孫について、以下で簡単に紹介していきます。
小野篁【小野妹子の子孫】
小野篁(おののたかむら)は
平安時代前期の公卿、歌人です。
政治や学問、馬術だけではなく
和歌、漢詩にも優れていましたが
権力や時代風潮などに逆らう反骨精神で
あったことから「野狂」という異名をとっています。
また、地獄の閻魔王を補佐する役人になったという逸話も残っています。
小野道風【小野妹子の子孫】
小野道風(おののみちかぜ/とうふう)は
平安時代中期の書家、貴族です。
小野篁の孫で、
中国からきた書体をもとに
和様書道の基礎を築いた人物です。
書道に優れていて、のちに
藤原佐理と藤原行成とともに「三蹟の一人」と称されます。
小野小町【小野妹子の子孫】
小野小町(おののこまち)は
平安時代前期の女流歌人です。
謎多き女性ですが、一度はその名を
聞いたことがあるのではないでしょうか?
小野小町は、仁明天皇や文徳天皇の
高宮に仕えたとされ、「古今和歌集」の
代表的歌人ともいわれています。
小野篁の孫とされていますが、明確な記録はありません。
小野好古【小野妹子の子孫】
小野好古(おののよしふる)は
平安時代中期の公卿、武人です。
小野篁の孫で、小野道風の兄です。
藤原純友の乱では
逮捕や鎮圧をする追捕使に任命され、活躍したことで有名です。
小野道好【小野妹子の子孫】
小野道好(おのみちよし)は、
小野政次(まさつぐ)の名でも知られている
戦国時代の武将です。
井伊氏の家老として仕えながらも
今川家と通じて井伊家の脅威となりました。
一度は、井伊家から
当主の座を奪うことに成功しますが、
最後は井伊家と協力をした徳川家康によって処刑されてしまいます。
最後に
この記事では
遣隋使「小野妹子」の子孫について紹介しました。