日本の幕末期に活躍した
坂本龍馬を知らない人はいないでしょう。
そんな坂本龍馬が
日本の教科書から消えてしまうかもしれないのです。
この記事では
本当に坂本龍馬が
教科書から消えてしまうのか?
なぜそうなってしまうのか?
その理由などをわかりやすく解説します。
坂本龍馬はなぜ教科書から消える!?
2017年11月の新聞で、高校の
日本史について以下のように報道されました。
大学入試で歴史の細かい用語が出題され、
高校の授業が暗記中心になっているのは問題だとして
高校と大学の教員らで作る
「高大連携歴史教育研究会」が用語の精選案を発表。「用語が多すぎる」として、教科書の本文に載せ、
知識を入試で問う用語を現在の3500語程度から約半分にすべきだとしている。
つまり、今日の高校での日本史は
覚える用語が多すぎて暗記中心になっている為
これを解決するために用語を
半分に減らそうという内容ですね。
そして、この日本史分野の
削減対象に挙げられているのが、次の人物。
なぜ、坂本龍馬をはじめとする
これらの人物は教科書から
消えてしまうかもしれないのでしょうか?
日本史の用語が増えたから【坂本龍馬が教科書から消える理由】
意外に知られていませんが、
日本史で覚える内容や単語は年々増えています。
1950年代の教科書に掲載される
歴史用語は1300~1600語程でした。
しかし、2000年以降には3400~3800語と
なんと3倍近くにまで増加しています。
”グローバル化”や”気候変動”など日本史に
追加される用語がある一方、10年以上前から
学習内容の精選を求めていますが、
ほとんど減りそうにもありません。
それどころが、昔の日本史の教科書と
比較をすると50ページ以上増加しているというのです。
用語が増えた理由の一つは、大学入試で
教科書に載っていない用語を出題する事例があり、
教科書会社が大学入試で出題された用語を教科書に追加し続けたのです。
日本の教科書に坂本龍馬は必要ない?
坂本龍馬が教科書から消えるかもしれない
理由としては、残念ながら
歴史に残るべき一大事業を成し遂げた
わけではないからとされています。
坂本龍馬は現在の教科書では
薩長同盟に尽力したという紹介がされています。
著名な「船中八策」や後の海援隊となる
「亀山社中」、紀州藩と談判をした
「いろは丸事件」などは触れられていません。
また、坂本龍馬は西郷隆盛の”使い走り”の
役割だったという見方もあります。
日本史としては、
西郷隆盛が教科書に載っていれば、
坂本龍馬は必要ないという考えなのかもしれません。厳しいですね。
最後に
この記事では
坂本龍馬が教科書から消える理由などを
わかりやすく簡単に解説しました。