「流石(さすが)」の語源は
「さすがに」という副詞です。
この副詞「さすがに」の語尾をなくして
「さすが」という形になったのが由来で
中世から一般的に使用され始めました。
※中世(ちゅうせい)とは、日本の場合だと平安時代末期から室町時代までの期間を差します
「さすが」の語源となった
「さすがに」の「さ」は
「さも有りなむ」などと使用する
指示副詞である「然(さ)」です。
「さすがに」の「す」は
サ変動詞「為(す)」の終止形、
「さすがに」の「がに」は助詞です。
「さすが」の漢字は「流石」ですが
その当て字の由来は明らかになっていません。
晋(しん)の孫楚(そんそ)が
「漱流枕石」と言うべきところを
「漱石枕流」と言って譲らなかったという
中国の故事をもじったことが由来になった
という説もありますがその真相は謎のままです。
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