大阪城(おおさかじょう)は
大阪府大阪市にあるお城です。
大阪城ってどんな城なのか?
城主は誰であったのか?
この記事では
大阪城の歴史や城主だけでなく
観光での見どころもわかりやすく解説します。
大阪城の歴史について
大阪城の歴史は
安土桃山時代にまでさかのぼります。
大阪城の初代城主は豊臣秀吉で
1583年から1585年にかけて築かれました。
しかし、1598年に豊臣秀吉が亡くなり
1615年に起きた大坂夏の陣によって
豊臣家と共に大阪城は攻め落とされました。
その後1620年に江戸幕府2代目将軍の
徳川秀忠が10年かけて大阪城の再建をします。
また、徳川秀忠は徳川の威厳を示す為に、
豊臣秀吉が築いた大阪城よりも
石垣をより高く、堀はより深くするように命じたそうです。
そのため、現存している大阪城の石垣や堀は
豊臣家のものではなく、江戸幕府によって
築かれたものであることが確認されています。
1626年に天守閣が完成し、
1629年に江戸幕府による大阪城が完成します。
しかし1665年、落雷によって
大阪城の天守が焼失してしまい、
それ以後大阪城は、天守を持たない城となります。
さらに1868年の明治維新の時代に
鳥羽伏見の戦いなどが起こる混乱の中で
大阪城内の数か所から出火して、
ほとんどの建物が焼失してしまいます。
1928年、当時の大阪市長が
大阪城天守閣の復興を提案し、
1930年に復興工事が始まります。
1930年に3代目となる大阪城が完成しますが
陸軍の軍用地であった為、天守閣内への
カメラの持ち込みなどは禁止されていました。
その後1995年には平成の大改修が行われ、
現在、多くの建物が国の重要文化財に指定されています。
大阪城の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
大阪城の見どころを
紹介していきます!
石垣と堀【大阪城の見どころ】
大阪城の一つの見どころは、
石垣と堀です。
前にも述べた通り、徳川秀忠が
徳川幕府の威厳を示すために豊臣秀吉が
建てた城よりも高い石垣と深い堀を作らせました。
江戸時代に造られた石垣と堀が残っており、
その様は、とても迫力があります。
さらに石垣に関しては場所によって
石の積まれ方が違っており、
当時の石垣をつくる技術が
数年で発達したことが分かります。
金蔵【大阪城の見どころ】
天守閣の東側に位置する金蔵(かなぐら)は
現存する唯一の徳川幕府の金庫です。
徳川幕府の時代に築かれたもので
国の重要文化財に指定されています。
江戸幕府の時代に
大阪城は西日本の拠点であり、
貿易の収入や年貢金などが
この金蔵に蓄えられていたのです。
最後に
この記事では大阪城の歴史や城主、
観光での見どころについて
なるべくわかりやすく解説しました。
城の歴史に興味のある方や
これから大阪城を観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。