ビタミンは色々な種類があり、
その中にビタミンB群という
8種類のビタミンがあります。
ビタミンB群の一種である
ビタミンb1は
どんな栄養素なのでしょうか?
この記事では
ビタミンb1(チアミン)って
どんな栄養素か、効果や効能も
わかりやすく解説していきます。
ビタミンb1(チアミン)とは?
ビタミンb1とは
どんな栄養素なのでしょうか?
ビタミンb1は、水に溶ける
水溶性(すいようせい)ビタミンの一種で
チアミンとも呼ばれています。
天然のビタミンb1には
3種類のリン酸エステル体が存在し、
体内に摂取されると
ビタミンb1となって吸収され
生体内で再びリン酸化されます。
ビタミンb1(チアミン)の効果や効能
ビタミンb1(チアミン)の
効果や効能は以下の物が挙げられます。
- 糖質からのエネルギー生産
- 皮膚や粘膜の健康維持
- 脳神経系の正常な働き
- 疲労回復
ビタミンb1は、糖質をエネルギーに
変換させるために必要なビタミンです。
お米を主食とする日本人に
とても大切な栄養です。
昔はビタミンb1不足による
脚気(かっけ)の症状が
多発したといわれています。
また、甘い物を食べる人、
お酒を飲む人や
運動量が多い人に
不足しがちな栄養素です。
ビタミンb1(チアミン)の摂取量
一日にビタミンb1(チアミン)は
どのくらい摂取する必要があるのでしょうか?
成人男性・女性の一日に必要な
ビタミンb1(チアミン)は以下の通りです。
- 18~49歳男性…1.4mg
- 18~49歳女性…1.1mg
また、妊娠中・授乳期には
一日に約1.3mgのビタミンb1が
必要といわれています。
ビタミンb1の過剰摂取についての
悪影響は報告されていません。
日常の食生活だけでは、
過剰摂取になる心配はほとんどありません。
しかし、薬やサプリメントなどを
摂取しすぎると、頭痛やかゆみなどの
皮膚症状が出るようです。
ビタミンb1(チアミン)を多く含む食品
ビタミンb1(チアミン)は
どんな食品に多く
含まれているのでしょうか。
100gあたりのビタミンb1含有量の
多い食品は、以下のものが挙げられます。
- 豚肉 ヒレ…2.09mg
- 米ぬか…3.12mg
- 小麦はいが…1.82mg
- 豚肉 もも…1.19mg
- えんどう豆…0.72mg
- だいず…0.72mg
- 生たらこ…0.71mg
ビタミンb1が豊富な食品は、
穀類の胚芽(はいが)や、豚肉、
レバー、豆類などが挙げられます。
中でも特に、豚肉は
ビタミンb1が豊富といわれています。