賞味期限切れの味噌は食べても大丈夫?
発酵食品である味噌を食べる際、
表示された賞味期限を必ず守った方がいいのでしょうか?
賞味期限切れの味噌(みそ)になると
発酵が進み過ぎてしまい食べると危険なのでしょうか?
この記事で味噌の賞味期限について詳しく解説していきます。
賞味期限切れの味噌(みそ)を食べると危険?
結論からいいます。
賞味期限切れの味噌は
保存状態が良ければ食べることは可能です!
味噌は基本的に腐ることはありません。
味噌の主な原材料は
大豆と米麹でその中に大量の塩が入ります。
そうすることで菌類の繁殖を抑え、
味噌を作り始めて1週間位で雑菌がほとんど死滅します。
その後、酵母や乳酸菌が増え発酵していき、
味噌は腐ることなく保存性に優れた調味料になります。
しかし、
保存状態によっては腐敗することもあるため、
味噌の保存場所は冷蔵庫をおすすめします。
賞味期限切れの味噌(みそ)はいつまでならOK?
賞味期限切れの味噌は
いつまでなら問題なく食べられるのでしょうか。
味噌に表示された賞味期限は
美味しく食べられる期限であって
すぐに食べられなくなるわけではありません。
冷蔵庫で保存したものであれば
未開封でも開封したものでも
賞味期限切れから1年位は食べられるようです。
なかには、3年経っても問題なく食べられた方も!
しかし、賞味期限切れの味噌は
発酵が進むと色が濃く変化していきます。
そうなった味噌は
甘味が減りしょっぱさが強くなるなど
その味噌本来の風味が落ちている可能性はあります。
食べられない賞味期限切れの味噌とは?
腐りにくいとはいえ、
賞味期限切れの味噌がいつまでも食べられるわけではありません。
食べられない賞味期限切れの味噌は次のような状態になります。
- 味噌全体が濃く黒ずんでいる
- 液体が出ている
- 味噌の表面にカビが生えている
- 酸っぱいニオイがする
- 味に酸味や渋味がある
上記のような状態の味噌は食べられない、
もしくは食べても美味しくありません。
もったいない気持ちはありますが、食べずに捨てる方がいいでしょう。
味噌(みそ)の賞味期限について
味噌の賞味期限は種類で多少異なり、
3ヶ月~12ヶ月程度のものがほとんどです。
この賞味期限は
常温で置いていた場合の賞味期限で、
未開封でも開封後でも冷蔵庫に入れておけば
1年程度長持ちさせることができます。
加工味噌の賞味期限切れには注意!
加工味噌に分類されるような
だし入り味噌や液体味噌、減塩味噌などは
水分やだしの成分によって腐敗したり、カビが生えやすくなっています。
そういった味噌になると
開封後は必ず冷蔵庫で保存するようにし、
3ヶ月以内には使い切るようにしましょう。
また、賞味期限切れの物は
未開封であってもあまりおすすめできません。
最後に
賞味期限切れの味噌(みそ)は
冷蔵庫に保存しておけば1年くらいは食べることができます!
味噌を常温で保存すると発酵が進んでしまい、
本来の風味が落ちてしまいます。
そのため、腐敗していなくても美味しくなくなる可能性があります。
味噌を最後まで美味しく食べ切れるように
冷蔵庫で保存するようにして、
味噌汁から炒め物などさまざまな料理に活用していきましょう。