炭水化物とは何か?種類なども簡単にわかりやすく解説【一日あたりの摂取目安量は何グラム?】

炭水化物というと
麺、お米、パンなどの
主食となる食品に含まれる
イメージもあるかと思います。

この炭水化物という栄養素は
私たちの身体にどのような役割を
果たしてくれているのでしょうか。

この記事では
炭水化物とはどういう栄養素なのか?
一日あたりの摂取目安量は何グラムがベストか?
種類なども簡単にわかりやすく解説していきます。

目次

炭水化物とは何か?簡単な言葉でわかりやすく解説

炭水化物(たんすいかぶつ)とは
どういった栄養素だと思いますか?

まずは厚生労働省の公式ページから
炭水化物の解説を確認してみましょう。

以下のように解説されています。

炭水化物は炭素と水素の化合物で、たんぱく質、脂質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつです。食物として体内に取り入れられエネルギー源となる糖質と、体内の消化酵素では消化できない食物繊維があり、糖質は単糖類、少糖類、多糖類に分類されます。

引用:厚生労働省公式ページ

炭水化物(たんすいかぶつ)とは
炭素、水素、酸素からできた化合物で
人間にとって必要な栄養素のひとつです。

わかりやすく簡単にまとめると
人間のエネルギーのもとになる栄養素です。

炭水化物の種類

炭水化物は
市販の食品に表示されている栄養成分だと、
「糖質」と「食物繊維」の
合計の数字が記載されます。

糖類と食物繊維は、ざっくりいうと
体内で「消化吸収」されるか、
されないかで分かれます。

  • 糖質(とうしつ)
  • 食物繊維(しょくもつせんい)

以下でそれぞれについて
簡単に解説していきます。

糖質【炭水化物の種類】

ライザップ糖質量ハンドブック

糖質(とうしつ)は、
体内に消化・吸収されて
血液と一緒に全身をめぐって
エネルギーとなります。

同じエネルギー源の脂質
タンパク質と比較すると
糖質はすばやくエネルギーとして
使えるという特徴があります。

しかし、この糖質は体内では
血液中のブドウ糖として存在したり、
肝臓や筋肉に少し貯蔵されているだけなんです。

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そのため、すぐに使われる糖質以外は
身体の中に脂肪となって蓄積します。

糖質には以下のような種類があります。

  • 単糖類
  • 二糖類
  • 多糖類
  • 糖アルコール
  • 甘味料

たとえば、
ハチミツなどに含まれる
ブドウ糖は単糖類に分類されます。

他にも
じゃがいもなどに含まれている
デンプンは多糖類に分類されます。

糖質=甘いものではないのでご注意を!

食物繊維【炭水化物の種類】

大塚製薬 ネイチャーメイド 食物繊維 240粒

食物繊維(しょくもつせんい)は
体内に消化吸収されない栄養素です。

もう少し詳しく言うと
人間の消化酵素で消化されない成分なんです。

この食物繊維は、
昆布、わかめ、果物、
こんにゃくなどに含まれています。

注意点ですが
食物繊維の摂取量が少ないと
大腸がんのリスクが高まります。

炭水化物の一日の摂取量はどのくらいの量が目安?

炭水化物は一日あたり
何グラム摂取すればよいのでしょうか。

目安は総エネルギー摂取量の
約50~60%の糖質が必要とされています。

成人男性に必要なエネルギー 約2650kcal

成人女性に必要なエネルギー 約1750kcal

糖質はについては
4kcal=1gとされています。

そのため、上記の数字で
一日に必要な糖質をグラムに直すと
以下の数字となります。

  • 成人男性…約330~400g
  • 成人女性…約220~260g

※一日の運動量によっても
必要なエネルギーは前後します。

まとめ

この記事では
炭水化物(たんすいかぶつ)とはどういうものか、
一日あたりの摂取目安量は何グラムか、
種類なども、なるべく簡単にわかりやすく解説しました。

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