ピザといえば外食に限らず、
デリバリーを利用することも多いかと思います。
また、家で一から手作りしてみたり、
買った生地に好きな具を乗せたり、
出来上がったピザを焼くだけと
手軽に食べられる商品もたくさんあります。
そんな日本人にとって馴染みのあるピザは
どこが発祥の地なのでしょうか?
この記事では、
ピザ発祥の地や起源、歴史について
簡単にわかりやすく解説していきます。
ピザ発祥の地はどこ?【ピザの起源について】
ピザ発祥の地はイタリアです。
しかし、
丸い生地を焼いただけの食べ物は
およそ10000年前のメソポタミア文明には誕生していました。
その後、酵母による発酵技術が
約3000年前のエジプトで生まれます。
のちにその技術がイタリアへと伝わると、
サルディーニャ島という小さな島で
平らなパン生地が作られるようになり
これがピザの起源となります。
古代ギリシャ時代にはピラコウスという
平らなパン生地にハーブやニンニク、玉ねぎ等
具材をトッピングしたものが食べられていました。
そして、16世紀に現在のピザの形に近いものが誕生しています。
ピザの歴史
ピザの歴史はイタリアから始まりました。
今や世界中で食べられているピザは
どのようにして広まっていったのでしょうか?
ピザの誕生【ピザの歴史】
ピザの歴史はイタリア発祥の
フォカッチャと呼ばれるものから始まります。
小麦粉の生地にニンニクやラード等を加え、
薄く延ばし焼いたものでした。
16世紀頃から作られるようになり、
ナポリではフォカッチャの屋台が軒をつらね、
庶民のおやつとして大ブームになったそうです。
17世紀に入るとラードに代わり
チーズが乗せられるようになりました。
この頃から「PIZZA(ピッツァ)」という語源が使われ始めたようです。
1750年代になると、
フォカッチャにアレンジを加えた
「マリナーラピザ」が考案されました。
1889年にはピザの王道「マルゲリータ」が誕生します。
トマト、モッツァレラ、バジルを載せた
イタリア国旗を想わせる色合いや、
イタリア国王と王妃がナポリを訪れた際に
このピザを献上したことで注目されました。
そのピザには王妃の名である
「マルゲリータ」と名付け、ナポリ指折りのメニューとなります。
ピザが広まるきっかけ【ピザの歴史】
イタリアからの移民によって
20世紀初頭にアメリカへピザが伝わります。
イタリアではピザは石窯で焼いていましたが、
アメリカではオーブンの中に鉄板を敷いて焼くスタイルが広まりました。
1950~60年代になるとアメリカ国内で
デリバリーピザや冷凍ピザが開発され、
ますます市民の食卓に浸透していき国民食化していきました。
日本のピザの歴史【ピザの歴史】
日本に初めてピザ屋ができたのは戦後以降のことです。
しかし、ピザが広く知られるきっかけは
海外文化が多く取り入れられるようになった
1964年の東京オリンピックが開催された頃です。
アメリカの冷凍ピザが輸入され始め、
自宅にいながら本格的な味が食べられることや
家庭へオーブントースターが普及したことで
日本でもピザが親しまれるようになりました。
国内に宅配ピザができたのが1985年と
最近のことではありますが、
その後次々と新しいお店が誕生しています。
豊富なメニューに加え
ピザの製造技術も向上していき、
美味しいピザが当たり前に食べられるようになりました。
今ではピザは日本人にとっても欠かせない
ソウルフードの1つといえるでしょう。
最後に
この記事では
ピザ発祥の地や起源、
歴史について簡単にわかりやすく解説しました。