飽和脂肪酸とは
どんなものかご存知ですか?
「脂肪」にも
色々な種類があるんです。
この記事では
飽和脂肪酸とはどのようなものか
できるだけわかりやすく説明します。
飽和脂肪酸とは
飽和脂肪酸とは
どのようなものなのでしょうか。
辞書には以下の通りに記してあります。
飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん)
Saturated fatty acids炭素間の結合に
二重結合を含まない脂肪酸。酢酸・パルミチン酸・
ステアリン酸など。
簡単にいうと
飽和脂肪酸とは脂肪酸の一種です。
脂肪酸には
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の
2種類があります。
これらの脂肪酸は
食品にそれぞれ異なった割合で含まれていて、
それぞれ体内での働きも異なります。
飽和脂肪酸の特徴
飽和脂肪酸の特徴は
以下の物が挙げられます。
- 常温で固体のものが多い
- 酸化されにくい
飽和脂肪酸のほとんどは
動物性であり、体内に蓄積されて
体脂肪になりやすい特徴があります。
主に肉、牛乳やバター、
卵黄、チョコレート、ココナッツなどに
多く含まれています。
飽和脂肪酸の種類と働き
飽和脂肪酸には
主に以下のような種類があります。
- ラウリン酸
- ミリスチン酸
- パルミチン酸
- ステアリン酸
ラウリン酸は、主に
ココナッツオイルや、
パーム油に多く含まれています。
また、毒性も低く
強い抗菌作用もあるため、
シャンプーや石鹸などにも使用されています。
飽和脂肪酸の目標摂取量は?
飽和脂肪酸は、
不足しても過剰に摂取しても、
生活習慣病を招く危険があります。
飽和脂肪酸の目標摂取量は、
男女ともに一日の総エネルギーに対して
4.5~7%未満とされています。
ちなみに、脂質全体の目標摂取量は
一日の総エネルギーに対して、
約20~25%とされているので、
飽和脂肪酸は、不飽和脂肪酸よりも
少ない割合で摂取するのが好ましいです。
現代社会において、
飽和脂肪酸が不足することよりも、
過剰摂取することの方が多く、
気を付けていかないといけません。
飽和脂肪酸の過剰摂取に注意
飽和脂肪酸の過剰摂取は
LDL(悪玉)コレステロールや
中性脂肪を増やし、心疾患のリスクを高めます。
他にも動脈硬化が促進されたり、
がんのリスクもやや上がるようです。
かといって、飽和脂肪酸が
体内から不足してしまうと、
脳出血や、生活習慣病のリスクも
高まるので、注意が必要です。
まとめ
この記事では
飽和脂肪酸とはどのようなものかを
できるだけ簡単にまとめました。