あなたはナトリウムとは、
どのような成分かをご存知ですか?
一度は聞いたことがあると思いますが、
どのような働きをするものなのでしょう。
この記事では
ナトリウムとはどういう栄養素なのか、
その働きや効果などを簡単に解説していきます。
ナトリウムとは?
ナトリウムとは
どういうものなのでしょうか。
厚生労働省の公式HPには
以下のように記載されています。
人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをする。主に食塩の形で摂取される。
ナトリウムは、人間に必要なミネラルの一種です。
そして、私たちが
普段よく使う「食塩」は、
ナトリウムと塩素から
できているのはご存知ですか?
昨今、塩分の過剰摂取が多いこともあり、
食品に含まれる食塩の量を
提示する必要がありました。
そのため、栄養成分表示には
「食塩相当量」というものを記載しています。
食塩相当量は、
食品に含まれるナトリウム量を
食塩量に換算した値です。
計算式は以下の通りです。
食塩相当量(g)=ナトリウム(mg)×2.54÷1000
また、ナトリウムが多い食品は、
塩、味噌、醤油などの調味料や
即席めんやハム、
市販の梅干しなどの加工食品です。
ナトリウムの働き
ナトリウムは、私たちの体内で
どのような働きをしているのでしょうか?
- 水分調節
- 細胞外液の維持
- 筋肉・神経の正常化
- 酸の中和
- 二酸化炭素の運搬
- 細胞内外の物質交換
- 消化促進
主にナトリウムは体内の
細胞の外側に存在しています。
そして、カリウムやリンとともに
細胞の活性化をしています。
また、
胃酸や腸の消化液の分泌を促して
消化促進などの効果も期待できます。
ナトリウムの効果
ナトリウムの摂取で
どのような効果が
期待できるのでしょうか。
現代社会において
ナトリウムを含む食塩を
不足することはありません。
ただし、
スポーツなどで大量に汗をかいたり、
下痢や嘔吐をしていると
ナトリウムは大量に使われるので、
適切な補給が必要となります。
ナトリウムの過剰摂取に注意
現代社会において、
ナトリウムの不足よりも
ナトリウムの過剰摂取の方が
気を付けるべきだといえます。
ナトリウムの過剰摂取は
様々な病気の要因となります。
- 高血圧
- 胃がん
- 動脈硬化
ナトリウムの過剰摂取は
生活習慣病の原因になる可能性が
高くなりますので、
摂り過ぎには十分注意しましょう。
ナトリウムの目標摂取量
ナトリウムは一日に
どのくらまいで摂取しても
良いのでしょうか。
成人1日あたりの目標摂取量は
男女で以下の通りです。
- 男性…8g/日未満
- 女性…7g/日未満
また、1日あたりの推定平均必要量は
男女ともに1.5gといわれています。
まとめ
この記事では
ナトリウムとはどういう栄養素なのか、
その働きや効果などを簡単に解説しました。