ブドウ糖とは?【その効果や、砂糖との違いも徹底解説】

目次

ブドウ糖とは何か?

 

ブドウ糖とは
何なのでしょうか?

厚生労働省の公式HPには
次のように記されています。

自然界に最も多く存在する代表的な単糖類。動植物が活動するためのエネルギーとなる。
脳がエネルギーとして利用できる唯一の物質で、人体にとっても重要な栄養素。

引用:e-ヘルスネット(厚生労働省)「ブドウ糖」

ブドウ糖(ぶどうとう)とは何か?
簡単にわかりやすく一言でまとめると
エネルギー代謝の源になる栄養素のことです。

脳をはじめ、
筋肉などを正常に動かすために
使用されている重要な栄養素なのです。

 

食事から摂取した糖質(とうしつ)
体の中でこのブドウ糖に変化します。

※糖質(とうしつ)は炭水化物の一種です。

 

ちなみにブドウ糖は
英語だとグルコース(glucose)です。

グルコースと表現されることも多いので
「ブドウ糖=グルコース」
ということを忘れずに覚えておきましょう。

ブドウ糖の名前の由来について

なぜ日本では、グルコースではなく
ブドウ糖といわれることになったのか?

ブドウ糖の名前の由来については
とてもシンプルでわかりやすいです。

日本でブドウ糖が初めて発見された食品が
葡萄(ぶどう)だったのでこの名前がつきました。

 

日本語ではぶどうから発見されたためブドウ糖と呼ばれます。

引用:e-ヘルスネット(厚生労働省)「ブドウ糖」

 

ブドウ糖の効果

 

脳を正常に働かすためには、
ブドウ糖が最も大切な役割を果たしています。

 

脳は、身体全体のエネルギーの
約18%を消費しているといわれています。

他の臓器よりも多くのエネルギーを消費します。

 

脳の活動を維持するために
ブドウ糖は欠かすことのできない
エネルギー栄養素です。

 

ブドウ糖が不足すると。。

 

ブドウ糖が不足すると
低血糖症」になります。

低血糖症には以下のような症状が挙げられます。

  • 発汗・熱感
  • 動悸
  • 手指の震え
  • 不安感・悪寒
  • 集中困難
  • 脱力感
  • めまい
  • 眠気
  • 疲労感
  • ものがぼやけて見える
  • 嗜眠
  • けいれん
  • 昏睡

身体が疲れたり、勉強したあと、
イライラしているときに、
甘いものを食べたくなるのも、
がブドウ糖が不足していることを
危険信号で出しているからといわれています。

 

ブドウ糖と糖尿病の関係

 

食事をすると、
一時的に血糖値が高くなります。

インスリンというホルモンが
すい臓から分泌されることで、
時間とともに正常値に戻ります。

しかし、
このインスリンの分泌量が少なかったり、
インスリンがうまく作用しないと、
ブドウ糖が有効に使われずに、
血糖値が高くなってしまう病気が糖尿病なんです。

 

ブドウ糖と砂糖の違い

 

ブドウ糖は、
脳に必要な栄養ということが
分かりましたが、
砂糖とは何が違うのでしょうか?

 

砂糖は、科学上でショ糖ともいい、
ブドウ糖果糖が結合したものです。

サトウキビ、サトウダイコンなどの
しぼり汁を精製し、結晶化してつくられます。

甘みが強く、水に溶けやすいことも特徴です。

 

そしてブドウ糖は、
砂糖の一部の単糖です。

ブドウ糖は砂糖と比べて
粒子が小さくサラサラとしています。

甘みは砂糖よりも弱く
後味があっさりしています。

 

砂糖を摂取すれば、
ブドウ糖を摂取することもできますが、
同時に得ると果糖も摂取します。

果糖は中性脂肪や、
老化(シワ)の原因となるともいわれています。

ブドウ糖単体で摂取する方が良いかもしれません。

 

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