パントテン酸とは
どんなものかご存知ですか?
パントテン酸とは、
ビタミンb5というビタミンの一種です。
そして、
パントテン酸の語源はギリシャ語で
「どこにでもある酸」という意味なんです。
この記事では
ビタミンb5(パントテン酸)って
どんな栄養素か、効果や効能もわかりやすく解説していきます。
ビタミンb5(パントテン酸)とは?
ビタミンb5(パントテン酸)とは
水に溶ける水溶性ビタミンの一種です。
パントテン酸は、
「至るところに存在する酸」
という意味で命名されました。
その名前の由来通り、
様々な食品に含まれています。
そのため、日常の食生活で、
ビタミンb5が不足してしまうことは、
ほぼないといえます。
また、ビタミンb5は、
食事から摂り入れる以外にも
腸内細菌群によって、体内で
わずかに合成されます。
ビタミンb5(パントテン酸)の効果や効能
ビタミンb5(パントテン酸)によって
得られる健康効果や効能は
以下の物が挙げられます。
- エネルギー生産の補助
- ストレスへの適応補助
- コレステロール・免疫抗体等の合成
- 皮膚や粘膜の健康維持を助ける
パントテン酸は、
糖質・脂質・タンパク質の代謝と
エネルギー生産に不可欠な酵素を
補助する役割を果たします。
また、コレステロール、
ホルモン、免疫抗体などの
合成にも関与しています。
ビタミンb5が不足すると
成長障害、手足の知覚異常、
頭痛や疲れなどの症状が挙げられます。
ビタミンb5は幅広い食品に含まれる為、
欠乏症になることは滅多にありません。
しかし、コーヒーなどの
カフェインを含む飲み物や、
お酒などのアルコールを多く摂取すると、
ビタミンb5を多く摂取するため注意が必要です。
ビタミンb5(パントテン酸)の摂取量
一日にビタミンb5(パントテン酸)は
どのくらい摂る必要があるのでしょうか?
成人男性・女性の一日に必要な
ビタミンb5は以下の通りです。
- 18歳以上の男性…5mg
- 18~49歳の女性…4mg
- 妊婦・授乳婦…5mg
ビタミンb5を過剰に摂取したときの
健康への悪影響は報告されていないようです。
しかし、他の薬品と一緒に
パントテン酸カルシウムを大量摂取すると
吐き気・食欲不振などの症状が
出ることがあるようです。
サプリメントを服用する場合は注意しましょう。
ビタミンb5(パントテン酸)を含む食品
ビタミンb5(パントテン酸)は
以下のような食品に含まれています。
- にわとりの肝臓…10.1mg
- 乾燥しいたけ…7.93mg
- ぶたの肝臓…7.19mg
- うしの肝臓…6.4mg
- うなぎ…5.76mg
幅広い食品に含まれているかつ、
一日に必要な摂取量がそこまで多くない
ビタミンb5は、意識して摂らなくても
不足することはまずありません。