ビタミンには色々な種類があり、
それぞれが体内に必要な働きをします。
あなたは、ビタミンb7とは
どんな栄養素かご存知ですか?
この記事では
ビタミンb7(ビオチン)ってどんな栄養素か
効果や効能もわかりやすく解説していきます。
ビタミンb7(ビオチン)とは?
ビタミンb7は、
ビオチンとも呼ばれている
水溶性ビタミンです。
食品から摂り入れる以外にも、
腸内細菌によって合成・分泌される為、
欠乏症になることはほとんどありません。
また、マウスによる研究で
皮膚の炎症を防止する
因子であることが発見され、
ビタミンHとも名付けられました。
ビタミンb7(ビオチン)の効果や効能
ビタミンb7(ビオチン)から
得られる効果や効能は
以下の物が挙げられます。
- アミノ酸とグリコーゲンの代謝
- 脂肪の生産
- タンパク質や脂肪酸の代謝
- 甲状腺・生殖器官・神経組織・皮膚組織の健康維持
- 白髪やはげの予防
腸内細菌で合成されるビタミンb7は
日常の食生活だけでは
不足することはほとんどありません。
しかし、
ビオチンを産出している
腸内バクテリアを破壊する抗菌薬(抗生物質)や
生卵の白身を長いあいだ摂り続けると、
ビオチンが不足することがあります。
もしビタミンb7が不足すると
主に疲労・うつ・吐き気・筋肉痛などを
引き起こす可能性があります。
他にも、
脱毛したり、痛みのない炎症が起きたり
触覚の過敏を引き起こすなど
色々な症状があらわれます。
ビタミンb7(ビオチン)の摂取量
一日にビタミンb7(ビオチン)は
どのくらい必要なのでしょうか?
- 成人男性…50µg
- 成人女性…50µg
ビタミンb7を過剰摂取した場合の
健康被害は特に報告されておらず、
摂取上限量も定められていません。
ビタミンb7(ビオチン)を含む食品
ビタミンb7を含む食品は
以下のようなものが挙げられます。
- 鶏肝臓…232.4µg
- バターピナッツ…95.6µg
- ヘーゼルナッツ…81.8µg
- まがれい…23.9µg
- まいたけ(ゆで)…22.4µg
- 納豆…18.2µg
- 卵黄…65.0µg
※100gあたりのビオチン含有量です。
ビタミンb7は、
種実類、魚介類、豆類、きのこ類などに
豊富に含まれています。
生卵には、ビオチンと結合して、
体内での吸収を阻害するアビジンという
タンパク質が含まれています。
しかし、アビジンは加熱すると
その影響がほとんどなくなります。
卵は、特にゆでた状態で食べると
最大限にビタミンb7を摂取できるでしょう。