ビタミンには
色々な種類があることは
ご存知でしょうか?
ビタミンは
全部で13種類あります。
そして、それぞれのビタミンは
どのように働くのでしょうか。
この記事では
ビタミンeってどんな栄養素か、
効果や効能もわかりやすく解説していきます。
ビタミンeとは?
ビタミンeとは
どんな栄養素なのでしょうか?
ビタミンeは脂肪に溶ける
脂溶性(しようせい)ビタミンの一種です。
天然のビタミンeには
α-、β-、γ-、δ-トコフェノールと
α-、β-、γ-、δ-トコトリエノールの
8種類が存在します。
このうちα-コトフェノールが
最も生理活性が強く
生体内のトコフェノールの
90%を占めています。
栄養成分表示などで、
ビタミンeというと
主にα-コトフェノールの量を示すことが多いです。
ビタミンeの効果や効能
ビタミンeによって得られる
主な健康効果や効能は
以下の物が挙げられます。
- 脂肪の酸化防止
- 生体機能調節
- 血行促進
ビタミンeは、酸化防止作用があり
生活習慣病の予防や、
老化の防止も期待されていて、
「若返りビタミン」などとも呼ばれています。
ビタミンeが不足すると
老化・シミや動脈硬化の原因や
生理障害・更年期障害などが
起こりやすくなります。
逆にビタミンeの過剰摂取は、
出血傾向になる恐れがありますが、
日常の食生活で摂り過ぎの心配は
あまりないといわれています。
ただし、
ビタミンeのサプリメントや薬を
摂取している場合は、注意が必要です。
ビタミンeの摂取量
ビタミンeは、どのくらい摂取する
必要があるのでしょうか。
成人男性・女性の一日に必要な
ビタミンe(α-コトフェノール)は
以下の通りです。
- 18~70歳男性…6.5mg
- 15~70歳女性…6.0mg
また、耐容上限量は
年齢によって多少異なりますが、
650~900mg以上を摂取していると、
ビタミンeの摂り過ぎといえます。
ビタミンeを多く含む食品
ビタミンeは、以下のような食品に
多く含まれています。
- アーモンド…29.4mg
- ひまわり油…38.7mg
- うなぎ…4.9mg
- たらこ…7.1mg
- アボカド…3.3mg
- 西洋カボチャ…6.1mg
ビタミンeは、油脂類全般に
多く含まれています。
その中でも特に
ひまわり油に多く含まれていて、
大さじ1に対して
ビタミンeが4.6mgも入っています。
他にもマーガリンや綿実油、
ナッツ類や魚介類にも
多く含まれています。