この記事では
ビタミンk1(フィロキノン)とは
どんな栄養素か、効果や効能も
わかりやすく解説していきます。
ビタミンk1(フィロキノン)とは?
ビタミンk1とは
どんな栄養素なのでしょうか。
ビタミンKは、
油脂に溶ける脂溶性ビタミンの一種です。
ドイツ語で「血液凝固」を意味する
「Koagulation」にちなんで、
ビタミンKと名付けられました。
天然のビタミンKには2種類あり、
ビタミンk1は主に植物でつくられています。
また、ビタミンk1は、
フィロキノンと呼び、
緑黄色野菜・海藻類・
緑茶・植物油などに含まれています。
納豆・チーズなどを除くと、
人が食品から摂り入れている
ビタミンKは、フィロキノンが多いです。
ビタミンk1(フィロキノン)の効果や効能
ビタミンk1(フィロキノン)から
得られる効果や効能は
以下の物が挙げられます。
- 止血(血液凝固)の効果
- 骨の強化
- 動脈の石灰化の予防
ビタミンKは、
出血したときに血液を固めて
止血する因子を活性化します。
また、骨の健康維持に必要で
骨にあるタンパク質を活性化します。
そのため、ビタミンKは
骨粗しょう症を治療する薬にも
利用されています。
ビタミンKが不足すると
以下のような症状が出ます。
- 血液凝固の遅延
- 鼻血
- 胃腸からの出血
- 月経過多
- 血尿
- 骨粗しょう症
- 骨折
血液凝固の作用がある
ビタミンKが不足すると、
出血傾向になります。
ビタミンk1(フィロキノン)の摂取量
一日にビタミンk1(フィロキノン)は
どのくらいの量を
摂取する必要があるのでしょうか。
成人の男性と女性ともに
一日に必要なビタミンKの摂取量は
約150µgです。
通常の食生活で
ビタミンKが不足することは
ほとんどありません。
しかし、赤ちゃんや、
長期間抗生物質を飲んでいる人は
ビタミンK欠乏になる場合があるので注意が必要です。
また、ビタミンKについては
過剰症になることはほとんどありませんが、
ビタミンk3のみは合成品であるため、
人体に悪影響を与えます。
ビタミンk1(フィロキノン)を含む食品
ビタミンk1(フィロキノン)を
多く含む食品は以下の物が挙げられます。
- パセリ…850µg
- しそ…690µg
- モロヘイヤ…640µg
- しゅんぎく(ゆで)…460µg
- カットわかめ(乾燥)…1600µg
- 粉抹茶…2900µg
※100gあたりのビタミンK含有量。
ビタミンK1は、
主に緑黄色野菜に含まれています。
納豆に含まれている
ビタミンKは、ビタミンk2です。