松本城(まつもとじょう)は
長野県松本市にあるお城です。
松本城はどんな城だったのか?
城主は誰だったのか?
この記事では
松本城の歴史や城主だけでなく
観光での見どころについても
わかりやすく解説していきます。
松本城の歴史をわかりやすく簡単に解説
松本城の歴史は
戦国時代(室町時代後期)にまで遡ります。
1504~1520年の間に、
信濃守護家小笠原氏が林城を築城し
林城を補助する目的で
深志城が築城されました。
その後小笠原貞慶が入城し、
深志城を松本城と改名します。
室町時代が終わりを迎え
安土桃山時代になる頃は
豊臣秀吉が権力をにぎり
小笠原氏は古河へ移封となります。
※移封(いほう):他の領土へ移動となること
1590年、石川数正が
松本城の城主となります。
石川数正と、その子供である康長らが
天守を始め、城郭の築城、城下町の整備を始めます。
後に石川康長が改易、大坂の陣以後は
松本藩の藩庁として機能しました。
1727年に本丸御殿が焼失、
以後の藩政は二の丸で行われます。
明治維新の後、廃藩置県に伴って
城内の門や塀などが取り壊されて
天守櫓も競売にかけられますが
地元の有力者の尽力で買い戻されます。
その後「天守閣保存会」が設立され
1903年から修理がされました。
1936年、天守ほか4棟が
国宝に指定されます。
その後、黒門枡形一の門や二の門、
柚塀などが復元されます。
1970年には東総堀(片端)が
2007年には西総堀土塁跡が史跡に指定されています。
松本城の観光の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
松本城の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
天守閣【松本城の見どころ】
松本城の見どころはやはり天守閣!
現存する5重6階の天守の中で、
松本城は日本最古の城です。
また、外観では白と黒の
コントラストも松本城の見どころで、
アルプスの山々に映えて見事な景観です。
渡櫓・辰巳附櫓・月見櫓【松本城の見どころ】
戦いのない江戸時代初期に築城された為、
戦いに備えて造られた天守とは大きな違いがあります。
月見櫓は解放感があり、北・東・南側の
三方向が開口部になっています。
名前の通り、
月見櫓から見る月は綺麗だったのでしょうね。
渡櫓には、昭和の修理で
取り替えられた鬼瓦や和釘などが
展示されています。
辰巳附櫓には、故赤羽夫妻寄贈の
兵装品などを展示しています。
松本城VRアプリ【松本城の見どころ】
松本城では
スマートフォン端末向け
アプリケーションがご利用いただけます。
アプリ「ストリートミュージアム」を
インストールし松本城を訪れると
スマートフォンの画面越しに
江戸時代の姿を再現した仮想現実世界を楽しめます。
また、本丸・二の丸エリアでは
9か所のVRスポットがあり、
解説アナウンスが利用できます。
三の丸でも20か所のスポットがあり、
その場所の位置や解説文が表示されます。
最後に
松本城の歴史や城主、
観光での見どころについても
なるべく分かりやすく解説しました。
城の歴史に興味のある方や
これから松本城を観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。