明治神宮(めいじじんぐう)は
東京都渋谷区にある神社です。
明治神宮はどんな神社だったのか?
明治神宮を建てた人は誰なのか?
この記事では
明治神宮の歴史だけでなく
観光での見どころについても
わかりやすく解説していきます。
明治神宮の歴史をわかりやすく簡単に
明治神宮(めいじじんぐう)の歴史は
明治時代にまでさかのぼります。
実は、明治神宮の誕生のきっかけとして
明治天皇や昭憲皇太后の死が大きく関係しています。
なぜなら
1912年に明治天皇が死亡し
1914年に昭憲皇太后が死亡した後に
その御神霊をおまつりしたいという
日本国民の熱誠によって、明治神宮の建設が計画されたからです。
そして1920年頃、両御祭神(明治天皇と昭憲皇太后)に
特にゆかりのある代々木の地に、明治神宮が創建されます。
これは豆知識ですが、
代々木に明治神宮を建設する建設案について
実業家の渋沢栄一などが関わっていたそうです。
具体的な明治神宮の工事時期については
工事開始が大正4年(1915年)で、
工事終了が大正10年(1921年)です。
鉄筋コンクリート造建築の明治神宮は
伊東忠太と佐野利器の指導のもと、
大江新太郎と志知勇次らにより建てられました。
しかし昭和時代に入った1945年、
大東亜戦争による空襲に見舞われて
創建当初の主要な建物が焼失してしまいます。
そして1958年、日本全国から多くの寄付金が集まった為
神社の復興造営がなされ、現存する明治神宮が完成します。
1993年には、
平成の御大典記念事業として
造営の神楽殿が造られます。
また、
明治天皇の生誕150年を記念した
境内施設整備事業の一環として
2002年に社務所が新築されました。
明治神宮の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
明治神宮の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェック!
鎮守の森【明治神宮の見どころ】
最近ではパワースポットとしても人気な明治神宮。
原宿駅から徒歩5分という立地ですが、
敷地に入れば都会の中とは思えないほどの
広大な森林が生い茂っています。
この森林というのが、
人工的にデザインされたものなんです。
100年前、この地は荒れ地でしたが、
当時の学者たちが100年先を見越して
緻密な計算をした上で椎や樫などの照葉樹を植えたのです。
現在、この鎮守の森には、17万本以上の木々と3000種以上の動植物が存在していると言われています。
鳥居【明治神宮の見どころ】
明治神宮には、
日本で一番大きいといわれる
木造の大鳥居があります。
この鳥居は
台湾のヒノキで造られており、
近づくとヒノキの自然な香りがします。
鳥居をくぐるときには、
一礼してから進むのが正しい参拝作法です。
酒樽【明治神宮の見どころ】
明治神宮の参道を進んでいくと
道の両側に大量の酒樽があります。
右側が日本酒、反対側がワインです。
もともと日本の神社などでは、
お酒を奉納することが多いのですが、
なぜワインもあるのでしょうか?
それは明治天皇がワイン好きで、
日本でのワイン普及に努めたからなんです。
樽には
それぞれ日本酒の銘柄や柄が描かれ、
200本並ぶ姿は、まさに圧巻です!
最後に
この記事では
明治神宮の歴史や見どころについて
なるべくわかりやすく解説しました。
日本の神社の歴史に興味のある方や
これから明治神宮を観光予定の方にとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。