妊婦がリンゴを食べると危険?【妊娠中の林檎(りんご)🍎の注意点】
「妊娠中にリンゴを食べると危険?」
「妊婦は毎日りんごを食べてもいいの?」
「林檎(りんご)は医者いらず」
ということわざもありますが、
”林檎(りんご)🍎”は妊娠中に食べても
母体に悪い影響などはないのでしょうか?
この記事では
妊婦がりんごを食べると危険なのか?
妊娠中にリンゴを食べる時の注意点なども
なるべく簡単にわかりやすく解説していきます。
目次
妊婦が林檎(りんご)を食べると危険?
結論から言いますと
妊婦さんはりんごを食べてOKです。
妊娠中にリンゴを食べても
基本的にまったくデメリットはありません。
むしろりんごは、妊婦さんにとって
栄養素が豊富な素敵な食べ物です♬
【りんご1個分の栄養素】
栄養素 | 単位 | バナナ🍌 (1本分:90g) |
りんご🍎 (1個分:250g) |
みかん🍊 (1個分:80g) |
タンパク質 | g | 1.0 | 0.5 | 0.6 |
炭水化物 | g | 20.3 | 40.5 | 9.6 |
脂質 | g | 0.2 | 0.8 | 0.1 |
無機質 | g | 約0.40 | 約0.35 | 約0.15 |
ビタミン | g | 約0.02 | 約0.02 | 約0.03 |
参考:日本食品標準成分表(りんごの可食部250gあたりの一般成分)
りんごは約84%が水分です。
さらに食物繊維やペクチンも豊富なことから
便秘になりやすい妊婦さんにはありがたいですよね♪
葉酸などのビタミンも含んでいますし、
腹持ちが良いことからも、リンゴはまさに
妊娠中の間食にピッタリの果物といえます♪
【妊娠中の葉酸の食事摂取基準】
葉酸 | 18~29(歳) | 30~49(歳) |
妊娠初期 | 640㎍(240+400) | 640㎍(240+400) |
妊娠中期 | 480㎍(240+240) | 480㎍(240+240) |
妊娠後期 | 480㎍(240+240) | 480㎍(240+240) |
※妊娠初期(〜13週6日)、妊娠中期(14週0日〜27週6日)、妊娠後期(28週0日〜)
参考:日本人の食事摂取基準2020年最新版「ビタミン」(厚生労働省)
りんご1個分(約250g)には
8㎍の葉酸が含まれています。
そんなにたくさんは含まれていないみたいけど、少しでも葉酸が含まれてるとなんかうれしい♪
妊婦が林檎(りんご)の皮を食べると危険?
りんごの皮は、栄養価が高いことから
皮も一緒に食べることをお勧めします。
しかしわずかな可能性でトキソプラズマや
食中毒の菌が付着している場合があります。
妊娠中の女性がトキソプラズマに初感染した場合、トキソプラズマが胎盤を通過して胎児に垂直感染する可能性がある。胎児への感染率は妊娠末期になるほど上がるが、胎内感染が起こった場合の重症度は妊娠初期ほど高い。
引用:トキソプラズマ症とは「先天性トキソプラズマ症」(国立感染症研究所)
トキソプラズマの危険性については
お肉を食べる際に特に注意が必要ですが
妊婦さんはりんごの皮も食べる場合も
十分に洗い流すようにしましょう!
トキソプラズマは全ての温血動物に感染可能であるため、魚介類を除き、哺乳類である鯨を含めた獣肉や鳥肉の生食や加熱不十分は常に感染のリスクを伴う。妊婦もしくはその可能性のある方は、肉の生食は控えるとともに、肉を調理する際には、中心部まで十分に加熱することやまな板を肉用とその他用に分けるなどの対応が必要である。
引用:トキソプラズマ症とは「ヒトへの感染」(国立感染症研究所)
妊婦が林檎(りんご)を食べる時の注意点
妊婦がりんごを食べる時の注意点は
カリウムの過剰摂取です。
りんごに含まれるカリウムを摂りすぎると
カリウム過剰症を引き起こす可能性があるので
妊婦さんは食べ過ぎには十分気を付けましょう。
豆知識ですが
りんごに含まれるカリウムは
むくみの解消に効果的なので
量に気を付ければメリットありです♬
妊婦が食べて問題のないりんごの量とは?【妊娠中のリンゴの摂取量について】
妊娠中に食べるりんごの量については
一日150gが適量と言われています。
りんご1個は約250gですので
一日に半分を食べれば十分です♪
またリンゴはそのまま食べずに
加熱をすると甘味が強くなります。
さらにペクチンやオリゴ糖が
増加するなどのメリットも♪
妊婦さんはぜひ、ホットりんごを
冬の時期などに試してみてください!
最後に
妊婦さんがりんごを食べると危険なのか、
妊娠中にリンゴを食べる時の注意点なども
なるべくわかりやすく解説していきました。
つわりで辛い時にも、すりおろした
りんごが食べやすい人も多いようです。
調理方法が豊富なことも、
林檎(りんご)の大きな魅力♪
ぜひ、妊娠中にお好きな
りんごの食べ方を見つけてくださいね。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば嬉しいです!