妊婦が漬物(つけもの)を食べると危険?【妊娠中の漬け物の注意点】
「妊娠中だけど漬け物って食べてもいいの?」
「妊婦が漬物を食べると危険なことってある?」
普段の食卓の身近な存在である
”漬物(漬け物)”って、妊娠中に食べても
体に悪い影響などはないのでしょうか?
この記事では
妊婦さんが漬物を食べると危険なのか?
妊娠中に漬物を食べる時の注意点についても
なるべく簡単にわかりやすく解説していきます。
妊婦は漬物を食べても大丈夫?
結論から言います。
妊婦さんは漬物を食べてもOKです!
漬物とは、野菜を塩で漬けて食べる
食品貯蔵法のひとつとされています。
漬けるものは、野菜だけでなく
魚や果物って場合もありますし、
塩でなく醤油や酢、味噌などで
漬けるなど、種類も様々です。
日本の漬け物ではたくあん、梅干し、
ぬかみそなどが有名ですが、海外では
韓国のキムチ、ドイツのザウアークラウト、
ピクルスなどが漬物に該当します♪
妊娠中でも漬物を食べてもOKなのですが
一部、控えた方が良い漬物もあるので紹介していきます。
妊婦が漬物を食べる時の注意点
妊婦さんが漬物を食べるときの
注意点は、2つあります。
- アルコールの入った漬物
- 塩分の過剰摂取
妊娠中に酒粕の漬物を食べると危険?
まず1つは、アルコールの入った
漬物を食べることは控えましょう!
例えば「奈良漬」「わさび漬け」などは
酒粕(さけかす)に漬けられた漬物なんです。
妊娠中にアルコールを摂取することは
厚生労働省でも胎児性アルコール症候群を
引き起こす危険があるため、注意喚起をしています。
妊娠中の母親の飲酒は、胎児・乳児に対して低体重・顔面を中心とする奇形・脳障害などを引き起こす可能性があり、胎児性アルコール症候群と言われます。
胎児性アルコール症候群には治療法はなく、また少量の飲酒でも妊娠のどの時期でも生じる可能性があることから、妊娠中の女性は完全にお酒を止めるようにしましょう。
引用:e-ヘルスネット「胎児性アルコール症候群」
「漬物のアルコール程度なら平気なんじゃないの?」
確かにそうかもしれません。
日本産婦人科医会では、妊婦の一日の
アルコール摂取量が15ml未満の場合は
胎児への影響は少ないと説明しています。
しかし、たとえ少量であっても
飲酒は赤ちゃんに影響を与える可能性を
否定できないともしています。
酒粕の漬物が大好きな妊婦さんは
辛いかもしれませんが、生まれてくる
赤ちゃんのためにも、控えてた方が良いかもしれません。
妊婦は塩分の過剰摂取に注意!
もう一つ、妊娠中に漬物を食べる時の
注意点は、塩分の過剰摂取です。
説明した通り、漬物は保存貯蔵法として
塩や醤油、味噌などで漬けています。
ということは、やはり塩分が高いことは否めませんね。
妊娠中に、塩分を摂りすぎてしまうと
妊娠高血圧症候群を引き起こす危険があります。
妊婦さんは漬け物の食べ過ぎには十分注意しましょう。
最後に
妊婦さんが漬け物を食べると危険なのか、
妊娠中に漬物を食べる時の注意点についても
なるべくわかりやすく簡単に解説していきました。
豆知識ですが
日本ではたくさんの種類の漬物があり
地方によって違った漬物を楽しめます🗾
ちなみに沢庵(たくわん)をお皿に盛るときは
2切れが縁起が良いとされているんですよ♪
この記事が少しでも
妊婦さんたちのお役にたてばうれしいです(*^^*)