妊婦がサラミを食べると危険?【妊娠中の食事(肉類)の注意点】
「妊娠中にサラミって食べてもいい?」
「妊婦がサラミを食べちゃダメって本当?」
ピザやサンドイッチの具材にも使える
”サラミ”は、妊娠中に食べると
赤ちゃんに影響があるのでしょうか?
この記事では
妊婦がサラミを食べると危険なのか?
妊娠中にサラミを食べる注意点などについても
なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
目次
妊婦がサラミを食べても大丈夫?
結論から言います。
妊婦さんは加熱したサラミを食べましょう。
サラミとは、牛肉と豚肉と混ぜて
塩、にんにく、肉桂などで風味をつけ
低温で乾かしたソーセージです。
サラミやカルパスは乾燥肉であり
加熱されていないものもあります。
妊婦はサラミの食品名称を確認!【妊娠中にサラミを食べると危険?】
食品名称を確認すると分かります。
サラミやカルパスは加工食肉製品ですが
加工食肉製品は次の4つに分類されます。
- 非加熱食肉製品
- 乾燥食肉製品
- 特定加熱食肉製品
- 加熱食肉製品
サラミはこの中の
非加熱食肉製品、乾燥食肉製品に
分類されていることが多いです。
この2つに分類されているサラミは
非加熱であるため、妊婦さんが
食べない方が良いと考えられています。
中には加熱食肉製品に
分類されているサラミもあります。
加熱食肉製品のサラミは
そのまま食べても問題ないでしょう。
妊婦が生サラミを食べてはいけない理由
どうして妊娠の期間中は
非加熱のサラミを食べない方が良いのか?
妊娠中に非加熱のサラミを
食べない方が良いと言われているのは、
加熱していないお肉に潜んでいる
トキソプラズマ菌やリステリア菌などが原因です。
妊婦がトキソプラズマ菌に感染すると
胎盤を通じて、お腹の赤ちゃんが
先天性トキソプラズマ症になることも。
そのため妊娠中は生肉、非加熱の
食肉加工品には十分注意が必要なんです。
ブタに限らずトキソプラズマは全ての温血動物に感染可能であるため、魚介類を除き、哺乳類である鯨を含めた獣肉や鳥肉の生食や加熱不十分は常に感染のリスクを伴う。妊婦もしくはその可能性のある方は、肉の生食は控えるとともに、肉を調理する際には、中心部まで十分に加熱することやまな板を肉用とその他用に分けるなどの対応が必要である。
出典:トキソプラズマ症とは(NIID国立感染症研究所)
妊婦は絶対に非加熱のサラミを食べてはいけないの?
「食べない方がいいって知らずに
非加熱のサラミを買っちゃった!」という
妊婦さんもいるかもしれませんね。
でも非加熱のサラミも
きちんと加熱をすれば食べてOKです!
妊娠中に気をつけたい
トキソプラズマ菌やリステリア菌は
十分に加熱をすることで死滅します。
最後に
妊婦がサラミを食べると危険なのか?
妊娠中にサラミを食べる注意点なども
なるべくわかりやすく解説していきました。
あなたのマタニティライフに少しでも役立てば幸いです!