塩原温泉(しおばらおんせん)は
栃木県那須塩原市にある温泉です。
この地には、昔ながらの様々な
混浴風呂が残っているのが特徴のひとつです。
この記事では
塩原温泉の歴史だけでなく
周辺の観光スポットも紹介していきます。
塩原温泉の歴史について
塩原温泉は、約2000万年前に
地殻の変動で造られたそうです。
その際にできた「天狗岩・七つ岩」などは
代表的な地形と言われています。
平安時代に入り806年頃、
緇素(しそ)大師が寺山観音寺を開山し、
会津地方(現・福島県)へ行く途中に
塩原温泉に立ち寄り、名湯があると
発見したと伝えられています。
1402年には湯治場の湯料寄進状があり、
すでに湯治場で宿を営まれ、湯銭を徴収していたことが分かります。
元湯温泉 ゑびすやとは?
「元湯温泉 ゑびすや」とは長い歴史のある
塩原温泉の中で最古の温泉といわれている
元湯(もとゆ)温泉に入ることができる宿です。
1907年に建てられ、
濃厚な硫黄泉が湧くことで知られていて
混浴風呂と女性内湯の2つがあります。
混浴風呂には2つ浴槽があり、一つは
日本最古の源泉とされる「梶原の湯」で
もう一つは「弘法の湯」が使われています。
弘法の湯は天然の間欠泉で
5分おきに温泉が噴出します。
まさに自然の神秘を感じられる貴重な場所として多くの観光客が訪れます。
塩原温泉周辺の観光スポットとは?
ここでは
塩原温泉周辺の観光スポットを
紹介していきます。
もみじ谷大吊橋【塩原温泉周辺の観光スポット】
「もみじ谷大吊橋」は、
塩原ダムに架かる本州最大級の
無補剛桁歩道吊橋です。
無補剛桁歩道吊橋とは、
ワイヤーロープを横に張ることで
吊橋の強度を高める構造になっている
歩行者用の吊橋です。
全長320mで、360度のパノラマを
楽しみながらゆらゆらと空中散歩を楽しむことができます。
湯っ歩の里【塩原温泉周辺の観光スポット】
「湯っ歩の里(ゆっぽのさと)」とは、
回廊型の足湯施設で、国内最大級の
60mの長さを誇ります。
塩原温泉の湯量や自然の豊かさを
アピールするための観光拠点施設として
2006年にオープンしました。
園内を四季折々の美しい草木が囲み、
国内外から多くの観光客が癒しを求めていらしています。
とて焼き【塩原温泉周辺の観光スポット】
「とて焼き」とは最近、
塩原の地で生まれたご当地グルメです。
昔、トテ馬車に使われていた
ラッパ型の警笛を模った食べ物ようです。
観光客が街で気軽に食べ歩けるように
クレープのような形ですが、生地は
カステラに近いような不思議な食感です。
中身もお店によって個性があり、スイーツのようなものもあれば、野菜やお肉が入ったとて焼きもあります。
最後に
この記事では塩原温泉の歴史や
周辺の観光スポットも紹介しました。
温泉の歴史に興味のある方や
これから塩原温泉へ行く方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。