戸隠神社(とがくしじんじゃ)は
長野県長野市にある神社です。
戸隠神社はどんな神社だったのか?
戸隠神社を建てた人は誰だったのか?
この記事では
戸隠神社の歴史だけでなく
観光での見どころについて
わかりやすく解説していきます。
戸隠神社の歴史をわかりやすく簡単に
戸隠神社の歴史は一説では
現在の奥社の創建が紀元前210年で
創建2000年余りに及ぶと言われています。
起源は遠い神世の昔、
「天の岩戸」が飛来して、
現在の姿になったといわれる
戸隠山を中心に発達し、
祭神は「天の岩戸開きの神事」に
功績のあった神々を祀っています。
戸隠神社は五社からなっており
それぞれで神様を祀っています。
平安時代末期ごろには、天台密教や真言密教と神道が習合した神仏習合の戸隠山勧修顕光寺として、戸隠神社は全国的にも有名になります。
室町時代には、戸隠神社で天台宗と真言宗の方論闘争が発生し、天台宗の宣澄法師が暗殺されるという事件が起きました。
江戸時代には、1708年に宣澄社が建立。
※宣澄社とは、天台宗大先達の宣澄阿闇梨(せんちょうあじゃり)を祀ったもの
毎年8月16日の中社の例祭に、「宣澄踊り」が奉納されるようになりました。
明治時代に入ると神仏分離令や修験宗廃止などが出され、廃仏毀釈運動が起きます。
その際に戸隠山顕光寺は寺を分離して神社となりました。
戸隠神社の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
戸隠神社の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
奥社【戸隠神社の見どころ】
奥社には天手力雄命が祀られていて
開運、心願成就、五穀豊熟、
スポーツ必勝などの御利益があるとされ
全国から多くの参拝者が訪れます。
天然記念物にも指定されている
樹齢約400年を超える杉並木が続いています。
中社【戸隠神社の見どころ】
中社には天八意思兼命が祀られ、
学業成就、商売繁盛、開運、厄除、
家内安全の御利益があるとされています。
社殿天井には復元された
狩野派の天才絵師、河鍋暁斎によって
描かれた「龍の天井絵」があります。
宝光社【戸隠神社の見どころ】
宝光社には天表春命が祀られていて
開拓・学問技芸・裁縫の神、安産の神、
女性や子どもの守り神として御神徳があります。
宝光社は270余段の石段を登ると現れます。
参拝する際には、歩きやすい靴をおすすめします。
九頭龍社【戸隠神社の見どころ】
九頭龍社には九頭龍大神が祀られ、
心願成就、雨乞い、虫歯、縁結びの
御利益があるとされています。
奥社・九頭龍社は山奥にあるため、
冬季は雪に閉ざされ、外界との接触を
断つ期間に浄化されるため、強力な神気を保っていると考えられています。
火之御子社【戸隠神社の見どころ】
火之御子社は1098年頃の創建で
天鈿女命が主祭神で他に三柱の神様を祀っています。
舞楽芸能の神、縁結びの神、火防の神として尊崇されています。
最後に
この記事では
戸隠神社の歴史や見どころについて
なるべく分かりやすく解説しました。
日本の神社の歴史に興味のある方や
これから戸隠神社を観光予定の方にとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。