丸岡城(まるおかじょう)は
福井県坂井市丸岡町霞にあった城で、
別名「霞ヶ城」としても知られています。
丸岡城はどんな城だったのか?
丸岡城の城主は誰だったのか?
この記事では
丸岡城の歴史や城主だけでなく
観光での見どころについても
分かりやすく解説していきます。
丸岡城の歴史をわかりやすく簡単に
丸岡城の歴史をたどると
安土桃山時代にまで遡ります。
日本で戦乱が頻発していた時代、
織田信長が一向一揆に備える為に
柴田勝家の甥・柴田勝豊に築城を命じます。
そして1576年、柴田勝豊が
丸岡城の城主となります。
丸岡城が築かれたのは戦国時代。一向一揆への備えとして織田信長の命により柴田勝家が甥の勝豊に築かせました。
引用:丸岡城 公式サイト
柴田勝豊が長浜へ移った後は
安井、青山、今村、本多と次々に
城主が変わり、その後は明治維新まで
有馬家が丸岡城を居城としました。
明治時代に入り
1871年の廃藩置県・廃城令に伴って
丸岡城は天守以外がすべて解体されます。
1901年、残された天守は丸岡町により買い戻され、解体を免れます。
城跡は公園となり、本丸を囲んでいた堀は時間をかけて埋められ、消滅。
1934年、天守が国宝に指定されますが
1948年の福井地震により倒壊してしまいます。
その後、天守は重要文化財に指定され1955年に倒壊した天守が、倒壊材を元の通りに組み直し修復します。
1990年「霞ヶ城公園」として日本さくら名所100選に選定、2006年には日本100名城の36番に選定されています。
丸岡城の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
丸岡城の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
天守閣【丸岡城の見どころ】
丸岡城の一番の見どころは、
安土桃山時代から続く天守閣です。
天守閣は2重3層で、望楼式で
現存する日本最古の建築様式です。
また、特に春は
日本さくら名所100選にも認定された
400本のソメイヨシノが霞ヶ城の別名に
ふさわしく幻想的でひときわ美しいです。
春の夜の観光でも
ライトアップされた丸岡城と桜を楽しめます。
観光の期間は、春が一番おすすめです。
城内の見学もでき(有料)、
天守の最上階の天井の間には
四方に窓があり、窓からの展望は
日本古来の殿様の気分を味わえます。
坂井市丸岡歴史民俗資料館【丸岡城の見どころ】
丸岡城築城400年を記念して、
旧城郭内に坂井市丸岡歴史民俗資料館を開館しました。
本多氏、有馬氏など歴代城主に関する
武具、調度品、掛け軸、古文書などを展示しています。
丸岡城の入場チケットと共通で見学できます。
一筆啓上【丸岡城の見どころ】
丸岡城は、日本では
「一筆啓上」で有名なお城なんです。
一筆啓上とは、丸岡城主だった
本多重次が長篠の戦いの陣中から
妻に宛てた手紙で、これが
日本一短い手紙として全国で知られています。
現在、丸岡城には「一筆啓上碑」があり
福井県丸岡町では、1993年から
「日本で一番短い手紙」を募集しています。
最後に
丸岡城の歴史や城主、
観光での見どころについても
なるべくわかりやすく解説しました。
日本のお城の歴史や城主に興味のある方や
これから丸岡城を観光する方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。