醤油(しょうゆ)の豆知識ですが、
実は、いまからなんと約3000年前から
醤油の原型が誕生したといわれています。
もとは中国で誕生したようですが、
今や私たちの生活に
欠かすことのできない食品です。
醤油にはいったい
どんな栄養が含まれているのでしょうか。
この記事では
醤油のタンパク質含有量や
醤油の栄養価、効果や効能も紹介していきます。
醤油のタンパク質含有量
醤油100gあたりの
タンパク質含有量は以下の通りです。
- 濃口醤油…8g
- 薄口醤油…6g
- 際仕込み醤油…10g
- 白醤油…2.5g
- たまり醤油…12g
もっとも一般的なものは
濃口醤油といわれています。
基本的に醤油の原料は
大豆と小麦が半々の割合となっています。
しかし、たまり醤油の原料は
ほぼ大豆なのでタンパク質が
最も豊富に含まれています。
逆に、白醤油の原料は
小麦がほとんどなので、
醤油の中で一番タンパク質が少ないのです。
醤油の栄養価
醤油に含まれる主な栄養成分は
以下の通りです。
- ナトリウム
- フラノン
- メラノイジン
- モリブデン
- カリウム
- セレン
- ペクチン
フラノンは、醤油に含まれる
特徴的な香り成分なんです。
香り高いだけでなく、
抗酸化作用があったり、
がんの予防効果なども期待されています。
醤油の効果や効能
醤油に含まれる栄養素から
得られる健康効果や効能は
以下の物が挙げられます。
- 抗酸化作用
- がんの予防
- コレステロール値の低下
- 血糖値上昇の抑制
- 脂質の酸化防止
- 整腸効果
- 免疫力の向上
醤油に多く含まれるナトリウムには、
神経機能を正常に保つ効果や、
細胞の機能を維持する効果などがあります。
醤油の過剰摂取に注意
醤油は味付けにも利用できるくらい、
しっかりと味がついていますよね。
少し舐めただけでも
かなりの塩分を感じると思います。
そんな醤油を過剰摂取すると、
身体に起こりうる悪影響は
以下の物が挙げられます。
- 高ナトリウム血症
- 高血圧
- 心不全、心肥大
- 脳卒中
- 腎不全
- 尿路結石
- 骨粗しょう症
- 胃がんの誘因
- 生活習慣病
醤油の過剰摂取で一番の問題は、
「塩分の摂りすぎ」によるものです。
塩分の摂りすぎで
血管の抵抗が高くなり
血圧が上がりやすくなります。
高血圧になると、
心血管疾患や脳血管疾患を引き起こします。
さらに、それだけでなく
腎臓は塩分を排泄する働きをしますが、
塩分を多く摂取すると
腎臓の働く量が増え、
負担がかかってしまいます。
濃口醤油は大さじ3杯で
一日の塩分摂取量の上限に
なってしまいます。
万が一醤油を大量に飲んだりすると、
高ナトリウム血症となり、
最悪死に至る危険もあります。
醤油の摂取量には十分気を付けましょう。
まとめ
この記事では
醤油のタンパク質含有量や
醤油の栄養価、効果や効能もまとめました。